山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

絶景 サクラと富士山

新倉山~天上山

4月10日(水)

4月11日の朝のNHK「おはよう日本」でも紹介されていました。

外国人に大人気の「新倉富士浅間神社」からの、雪をかぶった富士山を

バックに鮮やかな色彩の「慰霊塔・五重塔」と「サクラ」今流にいうな

SNSでバエます!

7日の投稿記事では、サクラが開花したばかりくらいで、ピンクに染ま

っていませんでした。10日に咲いてくれるかと心配でした。前日は

大荒れの天気でしたので更に心配でしたが、予報でも天気は回復し晴れ

当日も予報通りの好天で、サクラも満開ではありませんが、遠くから見

てもピンクに見えて一安心。

小学校の校庭が駐車場となっていて、係員があちこちに立っており、人

の流れについて行けば必然的に目的地に着きます。

車道脇にもサクラ

のぼり旗が見えてきました。人がいっぱいです。

咲いていてよかった!

階段が続きます。
登る人下りる人 いっぱいです!

振り返って「富士山」

階段を登り終えた場所から

外国人はポーズが長くて、いつまでたってもその場を占領(笑)

サクラの向こうに「杓子山」
今年1月31日登った山です。

ジグザグに付けられた遊歩道を進む
上の方は「展望デッキ」入場に並ぶ列

展望デッキは時間がかかるので、慰霊塔の下で写真撮影タイムです。

私たちはまだ先があるのでのんびりしてはいられません。
まだまだ込み合っている人込みを縫って進みます。

何度見てもいい景色!

登山道に入れば殆ど人はいません。
外国人の若者グループや単独者数人くらいです。

亀石

次は「ゴンゴン石」

アブラチャンがいっぱいです。

マメザクラもいっぱい咲いています。

「御殿」到着 眺めがいい場所です。

富士山をバックに記念撮影ができるくらいの小さなデッキがあります。
デッキからの眺めは最高

「霜山」への登りは急です。

一本しかなかったけど「センボンヤリ」(笑)はまだ蕾

「霜山」山頂は風が当たると思い、山頂直下で昼食にしました。
エネルギー補給としっかり休んでから最後の急登です。

「三ッ峠山」と「天上山」間の稜線に出るとまたまた富士山

ちょっと天上山側に進むと「霜山」

ダンコウバイ

木々の間から左手に「富士山」

右手眼下には「河口湖」を見ながら進みます。

車道を横断し「天上山」へ

天上山への登り

天上山から見る富士山には雲がかかってきました。

本日一番の危険箇所でした。

道路に下りる所が崩れていてロープを頼りに下ります。
慣れていない人は振られてしまい、ちょっと危なかったです。

車道を少し歩きまた登山道に入ります。

ウグイスカグラ

富士急ハイランドと富士山

車道を歩いて戻ります。家の周りや道端や田畑は花いっぱい!
歩道に咲いていたのはたくさんの「ノジスミレ」

見上げると真っ白なサクラ

そしてマンホールは桜と富士山でした!

今日歩いてきた稜線を左手に見ながら戻ります。

<コースタイム>

スタート地点9:05→新倉山浅間公園忠霊塔9:35∼9:50→御殿10:50∼11:05

→霜山12:15∼12:30→天上山13:30∼13:35→登山口14:30→ゴール14:50

またまた「ハイキングじゃないじゃん!」といった具合のコースでした。
急な箇所はあったものの、車道に下る箇所以外はよく整備された登山道
ですので、ハイキングレベルの方にはちょっとハードだったかもしれま

せんね。参加してくださった方は、忠霊塔の五重の塔・桜・富士山の景

色を見るのが一番の目的のようでした。私は計画当初、なんでこんなに

申し込みが多いんだろうと不思議でした。直前になって桜の咲き具合を

ネットで確認するようになって、今に人気の場所であることを知ったの
でした。(皆さんについて行くのがやっとです)
当日は満開には至っておりませんでしたが、青空の中で桜と五重の塔と
富士山の景色が見られてほんとうによかったです!




















 

 

 

花の山 下見

八 石 山

今月21日(日)予定の新潟「八石山(はちこくさん)」に下見に行ってきました。

というのも、ヤマレコ繋がりの新潟在住の方の3/30投稿で、カタクリが咲き始めていたので、沢筋の残雪状況や登山道の状態など見てこようと思い(本当は単純に花を見たいから)出かけました。

駐車場のすぐ先から登り始めます。
駐車場からもう花 花 花

見頃のショウジョウバカマがいっぱいです。
斜面に花火が打ち上げられたように咲いています。

スミレサイシン

上の駐車場まで来ると今度は「カタクリ」のお出迎え

開いていないものもたくさん

ここからカタクリロード

これから背丈が伸びるのかな?
ほんとうにカワイイ「エンレイソウ

「トキワイカリソウ」は咲き始め

カタクリ群生地入口に白花のカタクリ

角田山でも見られますが、登山道から離れていて、ズームアップで撮らなくてはなりませんが、ここでは登山道沿いに咲いていますので、どの角度からも撮れます。

群生地のカタクリ

「シロバナスミレサイシン」かな?

オオバキスミレ」も山頂近くまでありました。
山頂近くのが2週間後に咲いてくれるといいな!

峰コースには何カ所か展望のよい場所があり、ベンチが設置されています。
左は「刈羽黒姫山」右は「米山」
間には「妙高山」と「火打山

米山

下八石山(南条八石山)山頂直下の残雪

山頂です!

この奥にはトイレもあります。

山頂に着いた時には二人連れの方が休んでいました。
駐車場には平日にも関わらず、結構車がいっぱいだったのに・・・
目の前に見える「中八石山」まで行きます。

下り口からその先にも「マンサク」がいっぱい咲いています。

急な登山道を下って振り返って見る「カタクリ群生」
ここも両側にず~っとカタクリです。蕾もいっぱいです。

薄紫色の「キクザキイチゲ」も

もう少し薄い色の「キクザキイチゲ」も

30分くらいで「中八石山」山頂
このピークが一番高い518m

中八石山山頂から見る刈羽黒姫山~米山の景色
私たち二人だけで誰も来ませんでした。
ゆっくりのんびり昼食タイム

中八石山から下八石山(南条八石山)を眺める

蕾を付けたこの葉っぱ「オオイワカガミ」のようですね。
21日には花が見られそう!たくさんあります。

南条八石山山頂
サクラの木があります。いつ咲くのかなあ?

「赤尾八石山」に向かいます。

沢コース分岐まで下ってきました。
長岡方面に見えるのは
左から「守門岳」「浅草岳」~「越後三山」

守門岳アップ

沢筋の残雪も少なそうなので、急きょ変更して「沢コース」を下ることにしました。
当日は沢コースで下ります。

白い「キクザキイチゲ」がキレイ!

エンレイソウもこれくらい大きくなったものや
盆栽のような小さなものまでたくさんあります。

下山予定だった「三ッ小沢コース」の方へ行ってみました。
沢が見えたので「アズマシロカネソウ」を探しに・・・
ありませんでしたが、こちらのコースにもカタクリはいっぱい!

同行の友だちに見せてやりたいと、登りで5~6株確認したものの
花が見つからなかった「コシノカンアオイ」、やっと見つけました!

群生地のカタクリの向こうに米山(杉の木2本の間)


昨年はどの花も開花が早かったので、2022年頃の様子を参考に日程を決めましたが、今年も裏切られてしまったようですね。降雪が少なく2月が暖かく融雪がいつも以上に進んでしまったためでしょうか?稜線上のカタクリはまだ蕾も多くこれからですが、2週間後となるとちょっと待ってはくれないと思います。沢筋の残雪の融け具合でカタクリも見られることを期待しています。また、この日にはまだまだという花がいっぱいあります。例えば、沢コースには「ニリンソウ群生地」がありますが、雪が融けたばかりで、葉っぱがまだ大地にしがみついているような状態でしたので、当日はたくさんの花が咲いていると思います。そして、南条八石山の山頂のサクラにも期待したいと思いますので、参加予定の方はご期待ください。まだ3名空きがありますので、これを見て興味が沸いた方は是非ご参加ください。
<21日の予定コース>
不動滝コース登山口→八石城址→上八石山→中八石山→南条八石(トイレ有)
→沢コース分岐→沢コース→南条登山口(トイレ有)
















 

 

 

 













 

東毛アルプス その2

荒神山茶臼山~籾山峠

3月30日(土)

24日に続き2回目のツアーガイドで「屋敷山のミツマタ」と「東毛アルプス」の案内をしてきました。前回同様、関東圏だけでなく北は北海道・西は名古屋からのご参加と伺いました。

登山口の階段を上がるとスミレロード
前回以上に咲いていました。

前を歩いていた方が、急登の左斜面下に「シュンラン」を見つけてくれました。

登りきると一旦平らになった場所にカタクリ
まだ咲いていてくれてよかった!

ウグイスカグラ
前回以上にあちこちにいっぱい咲いています。
前回の投稿では「ウグイスカズラ」と記載
間違いですので訂正します。

荒神山で休憩

榊の花が咲いていました。
榊の木は認識しますが、花に気づくことは滅多にありませんね。

前回以上にヤマツツジも多くなりました。

ウグイスカグラ咲く登山道

前回一輪だけだった「クサボケ」もこんなに咲きました。

275m 太田市最高地点「根元山」

「ニシキゴロモ」一株見つけました。

下山した場所で見つけたのは「ヒナスミレ」かな?
ボケてしまいました。

根元山から最後尾を歩いていた女性の方は「花の名前が分からなくて・・・どうすれば覚えられるのか?」と言っていました。私が思っていることにすぎませんが、「図鑑を一冊手元において読んでみるのもいいですよ」と答えておきましたがどうでしょうか。こんな質問をしてくれるということは、花に関心があるということなので、もうスタートしていることだと思います。すぐに実行していろんな花を、いろんな角度から楽しめるようになるだろうと思います。

 

暑いくらいの陽気となり、前日とのギャップが大きく、体がついて行かなくなりますね。それでも前日の寒さと雨に比べれば、こんなにいい天気になってほんとうによかったです!

2山行とも無事に終了でき、群馬の里山を満喫していただけたと思います。今度はここから眺めた山々に是非登ってくださいね!お世話になりました。















 

大群落のはずが・・・

横根山~都室山

3月27日(水)

イワウチワの大群落が見られる山「横根山」に行ったのですが・・・

今年の2月はあんなに暖かかったのに、3月になってから寒くなってしまい、サクラも他の花たちも足踏み状態で、大群落の「だ」の字もありませんでした。ご参加くださいました皆さん、申し訳ございませんでした。

花を見られたのは数株でしたが、さすがにカワイイかったですね!

 

お天気だけはとってもよくて、心配した風もあまり気にならずに歩けました。

昨年の投稿者の写真では、ダムの下のここのサクラも咲いていましたね。
トイレを済ませてここから歩きました。

広い道を外れて地元の方について行きました。

沢沿いの石がゴロゴロした登山道の右手にAさんが見つけた「ユリワサビ」

沢を離れて急登の始まりです!

イワウチワ 見つけました。

蕾もカワイイ!

まとまってこれくらい咲いていたのはここだけでした。

急登は続く

「横根山」山頂に到着

風が強いので写真を撮るだけで都室山に向かいます。

風の当たらない場所で昼食
「やすんでって!とは岩ない岩」(笑)

「シキミ」がいっぱい咲いていて、それを眺めながらの昼食タイム。

アセビ」の木はいっぱいありますが、花付きはあまりよくありません。

下って

登って「都室山かな?」
まだでした。

今度こそ「都室山」

あとは下るだけ

「平面モアイ」

ミヤマシキミ

赤っぽいもの緑っぽいものが混ざっていました。

下山口手前に「シュンラン」

下山しました。車道を歩いて戻ります。

名馬里ヶ淵

稜線から見えていた赤い橋を渡っていきます。

ダム堰堤の中ほどから見える太平洋

ダム湖と歩いてきた稜線かな?

車道から駐車場へ下りられるショートカットの道を見つけ、大分短縮できました。

残念ながらイワウチワの群落は見られませんでした。それでも好天に恵まれ参加してくださった皆さんは「楽しかったね」と言ってくださり、ありがたいことです。

この後から特に4月に入ってからは、横根山の投稿が増えイワウチワの群生がアップされています。またの機会に行きましょう!ありがとうございました。

東毛アルプス

荒神山茶臼山~籾山峠

3月24日(日)

東京のツアー会社「山と風」様の依頼で同行しました。

2泊3日のツアーで、一日目は栃木県の「鶏足山~焼森山」とミツマタ群生地、二日目は大谷石採掘跡・大谷の地底湖等、そして、昨日最終日の「屋敷山のミツマタ」と「東毛アルプス」のガイド依頼をいただき同行しました。

荒神山の登山口は道路から階段で上がりますが、
すぐに「タチツボスミレ」がたくさん咲いていました。

岩場の急な登りですが短い距離です。

カタクリの群生地です。
葉が一枚のものが多く、これが花を付けるようになると見ごたえもあると
思うのですが・・・ 
葉が二枚になるには発芽から7~8年かかり花を付けますが、それまで葉は一枚。

今年初めて出合う「カタクリ」です。

アッという間に「荒神山

ゲンさんが皆さんに山の説明をしています。

眺めはとてもよい場所ですが、太陽光発電パネルが設置され柵があり残念。

ウグイスカズラの花が、味気ない林の中に彩りを添えています。

「姥沢の頭」のピークを踏んで一旦下り「茶臼山」へ

茶臼山へ向かう尾根上や右側斜面には、ヤマツツジがもう咲いてしまっています。

前の方から「山頂ですよぉ~!」の声

「阿左美沼・競艇場」や「赤城山」を眺める
霞んでしまって谷川方面の雪山が見えず残念

サクラが咲けば、よいロケーションとなりますね。

浅間山(雪の山)と榛名山(2022年2月撮影)

榛名山(左)と赤城山(2022年2月撮影)

茶臼山から岩だらけの尾根を下る総勢14名の皆さん

登りでクサボケの新芽をいくつも見つけていました。
下りでやっと花一輪見つけました。

小さいながらもコース上のピーク7つ、数えながら通過していきます。

根元山に到着

「根元山」は太田市の最高地点だそうです。

籾山峠への下りは急です。滑らないよう気を付けてゆっくり下ります。

ゴールはもうすぐ

回送したマイクロバスが待っています。

首都圏からの参加者ばかりと思っていましたが、遠くは北海道や山口県からの方もいるとのことでビックリです。私たちも遠くの山に行きますと「えっ、群馬から!」と驚かれますが・・・
3月になってから寒さが続き、花の開花が遅れてしまって「屋敷山のミツマタ」もまだ満開になっておらず残念でしたが、何より天気ですね。前日の大谷はとっても寒かったようですが、この日は曇りがちながら暖かくほんとうによかったです!
遠くからお越しの皆さま、群馬の里山を楽しんでいただきありがとうございました。群馬には素晴らしい山がいっぱいです。また来てくださいね。お待ちしております!
また、群馬の皆さま「山と風」のツアーを検索してみてください。海外から里山までいろんなツアーが用意されていますよ。















 

 

 

オキナグサを見に

神成山のオキナグサ

3月23日(土)は「福地山」の予定で出発しましたが、松本で結構な雪の降り具合で断念しました。どこか行けそうな山に行きたいとの要望で、「湯ノ丸山」なら時間的にも大丈夫そうでしたので急きょ、そちらに向かいました。高度をあげるのつれて雪の降り具合も激しくなり、地蔵峠でこれまた断念しました。

神成山の「オキナグサ」の開花情報を得ていましたが、皆さん行ったことがあるだろうと思いながら時間が経過していきました。群馬に入ると小雨から殆ど雨を感じなくなり、「オキナグサ」の話をすると、一番来ているだろうと想像していた方は、この時期訪れていないとのことで、ほとんどの方が神成山初体験でした。

ヤマレコ情報を頼りに向かうと、いきなりオキナグサの栽培?場所で大量のオキナグサ!登山道沿いに咲いているとばかり思っていましたが、投稿されていたオキナグサはみんなここのものでした。(笑)雨も止んでいたので、最初のピーク「吾妻山」まで行ってきました。

こんな天気なので開いていませんが、雫が花を引き立てていました。

先日姉宅でも、まだ咲いていませんでしたが「オキナグサ」を見て、種ができたらもらえるようお願いしたばかりでした。姉の話では、放っておいてもどんどん増えて困るくらいだそうですが、果たして我が家の土壌を好んでくれるかどうかですね。

「吾妻山」途中の見晴らしのいい場所からの眺め

「あづまさん」と読むんですね

憎らしいくらいの青空が戻ってきました。

登山靴に履き替えずに行ったので滑らないように慎重に下りました。

 

今年も「福地山」に行けませんでした。ゲンさんは「来年は休もう」なんて言ってますが、また来年計画したいと思いますので、懲りずにご参加ください!
今回ご参加くださいました皆さん、ありがとうございました。