山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

大佐飛山

栃木百名山大佐飛山1,908.4m

3月15(月)~16(火)

<一日目>黒滝山新登山口9:00~三石山10:00~サル山11:05~山藤山12:25~

     黒滝山13:45~西村山14:15(テント泊)

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このハシゴを昇ってヒノキ林の急登から始まります。

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三石山までにも少し雪がありますが、三石山を過ぎてからは雪の上の歩行になります。

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サル山1,467mの山頂

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山藤山1,588mの山頂

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山頂の雲がとれてこの辺からは那須連山がよく見えるようになります。一日目は青空ですが風が強い一日でした。先日登れなかった那須・茶臼岳も今日は強風でしょうね。

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コース上一番の急登です。

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急登が終わり振り返ってみる那須連山

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青空に雪の白さとダケカンバが映えますね。

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黒滝山1,754.1m ここも栃木百名山だそうです。ここまでは登山道が付いていますが、ここから先は登山道がないコースで残雪期に登られています。

ここまで来れば今日の目的地はもうすぐです。

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黒滝山からの眺め

 

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いつもはこの沢の左手の尾根をトラバースするコース取りで進むのですが、今回は残雪の状況がよいので沢の中を進みました。

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西村山の手前のいつものお宿(テン場)到着です。ここなら風も当たらずいいテン場です。

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いつもなら人数に応じて4~5人用テント1張だったりしますが、

新型コロナウイルス感染対策でテントは2張です。

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今日の我が家の前に広がる庭園の景色です。山の中で泊ってこそ得られる風景ですね。

 

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17:40 充実の今日一日が終わりました。

 <二日目>西村山テン場6:40~大長山7:45~大佐飛山9:05~9:20~大長山10:25~

      西村山(テント撤収・昼食)11:20~12:00~黒滝山12:25~

     三石14:20~14:35~百村山15:00~黒滝山新登山口15:10

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どんよりと曇っています。西村山へ向かって登る途中から2張のテントを見下ろす。

今日はすっかり風は止んでいます。

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曇ってはいるが那須連山もよく見えています。

 

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大長山の山頂標識は二つ付いていました。シラビソの林の中ですので、

ちょっとコースを外れると見えません。

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最初に現れる雪の回廊です。樹林の中からいきなり開けた場所になり気分爽快!

 

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大佐飛山を目指します。

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次の「雪の回廊が見えてきます。」

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男体山日光白根山~燧ケ岳~平ヶ岳かな?などを見渡す。

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大佐飛山山頂に近づくにつれ青空となりました。

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栃木百名山・大佐飛山1,908.4mの山頂 私は3回目の山頂でした。15分くらいゆっくり休憩しましたが、今日の山頂は風もなく、ほんとうにいい日に登れたと思います。

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大佐飛山を下ったところから「雪の回廊」を眺める。

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帰りは風もなく、雲一つない青空の下での縦走でした。

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大佐飛山も雪の回廊も見納め、ここから先では見えなくなります。

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「オオカメノキ」の花芽と葉芽です。とてもかわいいですね。

先日のチャレンジキッズプロジェクトの活動で子どもたちに見せてやりたかった冬芽です。



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テントを撤収してまた重い荷を背負って下山です。

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那須連山を目の前にして、黒滝山から先の雪庇の張り出した稜線を下山。

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コース上一番の傾斜があるところを慎重に下る。出足の部分はゲンさんがステップを

切ったので安心して下れます。

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サル山の下りはダケカンバの気持ちのいいところです。

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分岐から5分ですので、「百村山」にも足を延ばしてみました。

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激下りを下りきって、最後のハシゴを降り林道に出ます。

強風の一日目でしたが、二日目は素晴らしい天気に恵まれた山行でした。一日目に大佐飛山往復して出合った方は二人で、早い人は10時間弱で行って帰ってきています。黒滝山までの方は2~3人いました。二日目の大佐飛山往復の方には3人ほど会いました。最後の方は私たちが下山した時点では帰っていませんでしたが、天候もよかったので大丈夫だったかと思います。

今回の同行者の方は、「雪が降らない地域の生まれなので、雪の斜面の下りが苦手です。」と言いつつも、様々な講習を受けていたり向上心旺盛なかたでもありしっかり歩けていました。

雪山の予定で催行できそうな山は「至仏山」が最後になりそうです。

 

岩殿山

岩殿山634m

3月17日(水)山梨百名山の山・岩殿山に行ってきました。

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鬼の岩屋

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鬼の岩屋付近にはカタクリの花が咲いていました。岩殿山へ登るコースにも

カタクリの子ども(葉っぱだけのもの)がたくさん見られました。

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岩屋から先のお宮の所にはサクラがほころび始めていました。春ですね!

 

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けっこうな急登ですがジグザグに付けられた登山道になっています。

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634mの山頂ですがこちらには山頂標識はありませんでした。

枝が邪魔して富士山がよく見えませんね。

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こちらが山頂標識があり富士山が目の前に見える絶景のピークです。

 

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大月の街を眼下に、その奥に富士山を眺める絶景です!すぐ下には中央高速が

走っています。他の山に行くときはいつもこの山を見上げながら通っていましたね!

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天神山~稚児落としへ向かいます。

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穏やかな春の日差しをあびて昼食です。

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たっぷり春を感じられた岩殿山のハイキングでした。

これから春本番ですね。あちこちの山の春を楽しんでいきましょう!

 

高鈴山~助川山

日立・高鈴山~助川山

3月10日(水)日立の山に行ってきました。

頭の上を風の音が通り過ぎていきますが、登山道上は暖かでアセビの花が満開の日立の山を縦走しました。助川山山頂は、太平洋の海原と日立の市街を一望できる展望のよい所です。

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高鈴山山頂

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百体観音で昼食

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百体観音

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よく整備された登山道で、アップダウンの少ない楽なコースです。

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アセビの花が満開でした。

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助川山山頂から太平洋を眺める。

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助川山山頂から高鈴山方面


春を感じられるよい山行になりました。ご参加くださいました皆さんありがとうございました。これからあちこちで春の便りが聞こえてきます。

これから先の「春の花めぐり山行」はたくさんありますので、みなさんご参加ください。

3/24(水)ミツマタの花の「ミツバ岳」

4/4(日)カタクリキクザキイチゲなどたくさんの花の「雨巻山」

4/7(水)カタクリオオミスミソウの「弥彦山~多宝山」

5/12(水)アカヤシオ咲くバリエーションルートから登る「袈裟丸山」

5/15(土)~16(日)ショウジョウバカマの花の小径の小秀山&南木曽

5/19(水)シラネアオイ、イワカガミ、スミレ、カタクリタムシバ・・・

      歩き始めは花の中、標高を上げるにつれ残雪そしてブナの芽吹き、

      「青田南葉山」の山頂部はなだらかなブナ林です。

5/26(水)「釈迦ヶ岳~黒岳」と縦走し、待っているのはスズランの群生です。

6/6(日)私たちも初めていく山「額取山」は、登山道をヤマツツジが彩り眺めの

     よい磐梯山近くの山です。

6/9(水)~10(木)花の山「焼石岳」はハクサンイチゲの大群落だけでなく

     花いっぱいの山です!避難小屋泊もいい経験になります。

6/16(水)早朝出発で花と残雪の山「二王子岳」へ。いろんな花が待っています。

 

那須・茶臼岳

那須・茶臼岳

強風のため、峰の茶屋跡までで敗退。

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大丸温泉~ロープウェイ山麓駅までの車道は雪がありませんでした。

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風は強いものの暖かく雪解け水が流れています。

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峰の茶屋跡避難小屋が見えてきました。

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避難小屋に入って休んで様子を見る事にしました。

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避難小屋から先は岩場の急登になるので、風の状況から山頂を断念し下山しました。

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除雪し積み上げられた雪の斜面で「アイゼン歩行」「ピッケルワーク」を

行うことにしました。

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短い斜面ですが、アイゼン歩行の基本を行いました。

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ピッケルで支点をとり方向転換の練習。

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急斜面の下降を想定した練習。

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雪稜を歩いてみましょう!

今回は残念ながら山頂まで行けませんでしたが、強風の中での危険性を体験できたのではないでしょうか。峰の茶屋跡~峰の茶屋跡間では、時々バランスを崩すことがありましたし、強風の中では行動食さえ口にするのがたいへんなことも体験できたと思います。避難小屋のありがたさも身をもって感じることができました。

山頂に行けなかった分時間ができましたので、アイゼン歩行やピッケルワークを行いましたが、参加してくださった皆さんの技術力が少しでもアップすることを願っております。次回の雪山山行に役立ててくださいね。ありがとうございました。

晃石山~大平山

晃石山~大平山

2月28日(日)

三度目の正直、やっと実行できました?

元は1/23に初詣山行として計画した「伊豆ヶ岳~子の権現」でした。

緊急事態宣言下の県のため行く先の山を「晃石山~大平山」に変更し催行予定でいたところ、今度は栃木県まで緊急事態宣言発令となり中止。

2/28は秩父・四阿屋山の予定出したが、ここも緊急事態宣言延長となり今回の「晃石山~大平山」の山行となった次第です。回り道をしての山行でも参加してくださる方がいて感謝です!

 

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暖かな日差しを浴びて休憩です。

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足利の山林火災がまだ鎮火していない日で、乾燥が続いていました。天気予報通りの穏やかな落葉の尾根歩きでした。

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馬不入山山頂

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桜峠は東屋もありコースが交わる場所でもあるため賑っています。展望もいい場所です。

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桜峠の展望

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赤城・黒檜山をアップ

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桜峠から登山道の真ん中に手すりが付いた登りを登り終わった所で、晃石山に行ってきた私に出合いました。

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晃石神社参拝

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晃石山山頂

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晃石山からの眺め

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晃石山山頂の三角点

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大平山神社参拝

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本隊のみんなと別れてから、みんなが行ってきた「馬不入山」に行き、山頂から少し戻った所から下山しました。(立花登山口)急で落ち葉がいっぱいでお勧めできないコースでした。そこにはヤブツバキがたくさん咲いていました。

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ヤマレコで取り込んだマップを頼りに歩きましたが、集落の中の道で個人の家の敷地に入ってしまいましたが、ブドウ農家の方で親切に教えてくださったり、快く通してくださったり、30年くらい前にこの地であった「大平山登山競争」の話で盛り上がったりいい出会いがありました。

春を感じる一日で「三回目の正直ハイキング」は謙信平でお団子をみんなでいただきよい山行となりました。

 

ここで開催されていた「大平山登山競争」には2回?くらい出場し、そのうち一回は「親子ペア」クラスに次女と私のペアで出場したことがありました。大平神社の階段を駆け上がり桜峠の登山道の真ん中の手すりは何となく記憶にありました。娘が下りになるとペースが落ちるのを思い出しながら歩いていました。結果は2位(1依は6年生の男児と父親のペアでした)でよく走ってくれたなと思っています。今こんなことを娘に話すと「行きたくて行ったんじゃあね~えよ~!」チコチャン風に怒られます。(笑)





















蔵王

スノーシュー蔵王のモンスターに会いに行く!

2月24日(水)~25日(木)

<1日目の予定>

ロープウェイを2つ乗り継いで地蔵岳のスノーモンスターの間を歩き山頂へ!

のはずでしたが、強風で2つ目のロープウェイは運休。

一つ目のロープウェイに乗りスキーゲレンデの端を歩いたり樹林帯に入ったりしながら樹氷の美しい景色と強風体験をしてきました。

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ロープウェイの中からこんな景色を見ながら上に上がっていきました。

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ゲレンデの端を歩いて樹林の中へ

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雪景色はいいですね!「タコみたい!」と言いながら想像を楽しみ歩きます。

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風は強いものの時々青空が見えるようになりました。「キレイ~!」と歓声を上げつつ

みんなで写真撮影。

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おとぎの国を歩いているようでしたね!

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ロープウェイの駅に戻ってきました。

 

<2日目>蔵王ライザーワールドスキー場~リフト2つ乗り継いで~ゲレンデトップ~避難小屋~刈田岳~同じコースで帰る(下りはリフト使用不可)

の予定でしたが、刈田岳山頂手前で断念し帰ってきました。ゲレンデを歩くころには青空が顔を出してくれました。帰路に就いても刈田岳の山頂部は見えなかったのが、残念な気持ちをいくらか和らげてくれました。

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昨日より風は収まっているようですが、なかなか天気の回復が見られません。

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2つ目のリフトを降りた先でスノーシューを着けます。

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視界が効かない中ひたすら歩きます

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急な所はあまりありません。ここはちょっと急ですがほんの少しです。

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山頂を諦め、強風の中下山。

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薄日が差すようになり一瞬視界が効きます。

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今年は暖かな日が多かったせいか、モンスターが小さくなっていますね。

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「みなさ~ん 見て見て!」下界の景色が見えるようになってきました。

立ち止まって景色を眺めていきましょう!

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ここまで見えるようになって取り合えずよかった!

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ゲレンデトップまで来たら晴れてきました。

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中を覗くとどこまでも続くガラス細工のようなブナの林とゲレンデの境を歩いて下山。

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YさんHさんが参加してくれた山行の時に「蔵王に行きたい」という話があり、その時にご一緒した方々が賛同してくれ計画に至った「蔵王スノーシュー登山」でした。

特にYさんは亡くなられたご主人といっしょに「行きたいね」と言っていたのですが、それが叶わなかった雪の蔵王でした。魔法が使えればもっといい天気にしてあげたかったのですが、Yさんはとても感激してくださり、Yさんの夢のお手伝いができたことをうれしく思っています。ご参加してくださった皆さんありがとうございました。

残り少ない今期の雪山とこれからはどんどん暖かくなり花も咲きますね。これからもケガをしないよう気を付けながら山を楽しんでいきましょう!

 






















 

お知らせ

雪山の持ち物

消えてしまったブログでも書いていましたが、改めて雪山に行く際の持ち物についてお知らせとお願いをいたします。

写真撮影をする方が多いと思いますが、最近はデジカメに替わってスマホで撮影する方が多くなっています。雪山の基本はスマホ操作に限らず、アイゼン装着やピッケルを持つ等素手では行いません。

そこでスマホ操作をするにあたってのお願いです。昨日の山行では初めての雪山参加の方がいましたが、お伝えした通りタッチペンを持ってきてくれました。しかし、ストラップを付けておかなかったため、落としてしまったとのことでした。物を落とすことは環境への配慮からもよくない事です。口で説明より映像を載せた方がより分かりやすいと考えましたので、これを見ていただき参考にしていただきたいと思います。

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タッチペンと紐はテープなどで止めてあります。紐の長さは自分がどこに入れてどんな操作をするかやってみて長さを決めてください。

次はもっと重要なことです。手袋や帽子を冬山で飛ばされなくなってしまったら命取りになりかねません。見えている所に飛んで行っても、それを取りに行くことも危険にさらされることになります。手袋には購入時にゴム製の物が付いている場合もありますが、ない物には自分で付けましょう。防止には防止専用のストラップも販売されていますので付けておいた方がいいです。ある雪山で天候急変した際の強風の中で、実際帽子を飛ばされてい待ったこともあります。みなさんは天候がいい時ばかりの経験しかしていないので、自分の事として理解しにくいかもしれませんが、このような準備をしてご参加ください。

 

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これは「オーバー手袋」で、はじめから飛ばされないようにゴムがついています。輪になった所は腕に通しておいて使います。そうすることによって、オーバー手袋をはずした際も飛ばされる心配はありません。



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これは薄地の手袋ですが、購入時にはゴムは付いていません。自分で長さを確認して取り付けたものです。ストッパーを付けて操作しやすいようにしてありますが、ストッパーがなくてもゴムですので腕に通す部分を決めて結んでしまっても構いません。

オーバー手袋の下にはめる厚手の手袋は外すことは基本的にはないのですが、心配な方は付けておくと安心です。

 

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帽子にもストラップを付けましょう。これは市販されているものです。毛糸の帽子はフィットするから大丈夫と思うかもしれませんが、かぶり直そうとした際の強風に飛ばされてしまった事例もあります。特に耳当て付きのキャップはかぶっている時も飛ばされやすいので必ずストラップを付けるようお願いいたします。

登山者があまり入っていない山に行った時にも、落ちているペットボトルを1本や2本は必ず見かけますよね。落として自然に返るようなものはほとんどなく、反対に環境破壊につながるものばかりです。

ペットボトルに限らずアメの個包装に至るまで、物を落とさない意識と実行をお願いいたします。