山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

お知らせ

山行中止のお知らせ

7月7日~11日予定の北海道(雨竜沼湿原暑寒別岳)は、北海道の新型コロナウイルス感染拡大により、中止を決定しました。楽しみにされている中申し訳ございませんが、ご了承ください。

まだ中止決定しておりませんが、感染拡大地域からの登山者が多い宿泊を伴う山行や、コロナの影響でキャンセル発生や元々申し込みが少ない山行等は中止にせざるを得ないと思います。直前の決定になりご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようお願いいたします。

中止になった場合は、他の山行を提案することもありますが、よろしくお願いいたします。

浅間外輪山

浅間外輪山

車坂峠~中コース~トーミの頭~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原

~湯の平分岐~草すべり~トーミの頭~槍ヶ鞘~表コース~車坂峠

5月23日(日)下見を兼ねて行ってきました。

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稜線に出ました。景色がパッと広がります。

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右手には槍ヶ鞘

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トーミの頭の岩峰へ登る

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トーミの頭から浅間山を見る

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トーミの頭から見たこの先の縦走路(外輪山)

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トーミの頭から見た牙山(ぎっぱやま)

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黒斑山から浅間山を望む

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縦走路には「コメバツガザクラ」がいっぱい咲いていました。

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蛇骨岳の景色

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蛇骨岳から見た浅間山

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縦走路から嬬恋村を見下ろす。キレイです!

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仙人岳からの浅間山

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Jバンド下降点

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下り始めは急です。落石注意! この先には大きな落石の跡が見られました。

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登る人の方が多いようでした。

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下りきって「賽の河原」から見た浅間山

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登山路の両側には「ミネズオウ」がいっぱい咲いていました。

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ミネズオウ」は岩礫地に生えるので、稜線上からここまでいっぱい見られました。

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湯の平から見上げる稜線と草すべり

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湯の平分岐を右に行きます。真っ直ぐ行くと火山館を経由して「天狗温泉」

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草すべり登り口で昼食。一輪咲いていました。

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草すべりに多く咲いていた「ヒメイチゲ

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草すべり下部から浅間山を望む。カラマツがちょっぴり芽吹いていました。

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草すべりを登る

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草すべり中間辺りからの眺め

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草すべり上部を行く

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5センチにも満たないようなサクラソウの仲間(ユキワリソウ?)でしょうか?

いっぱいありました。

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ミヤマキンバイ

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背丈が短い「ハクサンイチゲ」がこんな過酷な環境下で咲き始めていました。

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草すべり上部から先ほど歩いてきたコースをみる。

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蛇骨岳など外輪山を望む

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どこから見ても雄大浅間山

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牙山とトーミの頭

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稜線に戻りました。

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「槍ヶ鞘」に向かって気持ちの良い稜線を行く。

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槍ヶ鞘から浅間山を望む

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表コース下山途中から見た「四阿山

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篭ノ登山と水ノ塔山

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ヤマザクラ

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車坂峠の登山口に着きました。

7月25日(日)にJバンドから浅間温泉のコースを予定しています。

コロナ禍であり私たちだけでなく、参加される皆さんも例年のように山に行けてないと思います。まして暑い時期の計画ですので余計心配になります。

この山に限らず参加される方は、日ごろから山を歩きトレーニングを行ってください。もちろんケガのないように、感染防止に努めて、ガイドラインを守って行っていただきたいと思います。

ワクチン接種の予約ができた方もいます。もう少しの辛抱ですね。ここまで来て感染してしまったら、元も子もないです。再三お願いしていますように、参加される方は他人同士ですので、他人を思い自重した生活を送ってくださるようお願いいたします。





































 

岩登り

岩登り

5月22日(土)

2年前岩登りをまたやってみようと思っていましたが、肩の脱臼でできなくなっていました。

山用品店へ行った際思い切ってクライミングシューズを買ってから一年以上経ってしまいましたが、この日機会があって、某ゲレンデに行ってきました。

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トップロープで挑むが途中敗退。


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このルートはここまで・・・力尽きました。

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別のルートを登るゲンさん

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ロープを回収した場所からのルートはどうにか登れました。

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懸垂下降するゲンさん

皆さんのおかげで楽しいクライミングができました。

トップロープなので怖さはありませんが、やってないとダメなのがよくわかりました。

ライミングシューズを履いていて足が痛~い!云十年前に使っていたシューズはもっと小さく「えっ、こんなの履けていたの?」っていうくらい小さく、驚いていました。

またやってみようと思います。

お知らせ

お知らせ

群馬県のまん延防止等重点措置の発令(その以前は警戒度4)により、外出自粛となったことで6月13日までの予定山行は中止にさせていただきます。

それ以降の山行については様子をみながら決定していきます。直前での中止の連絡になるかと思いますが、状況をご理解いただけますようお願いいたします。

外出自粛云々もあるけれど、変異株の感染威力や感染した場合の症状などから今までの考え方を転換しなければならないと考えます。登山そのものは安全でしょうが、道中の事が心配です。ワクチン接種まで皆さんんも十分気を付けてお過ごしください。

吾妻耶山


大峰沼~大峰山~吾妻耶山

5月12日(水)

FBつながりの方の投稿を見て思い立ち行ってみました。

キクザキイチゲの小径が載っていたので、見て見たいと思ったのです。

吾妻耶山に登るのは45年ぶりのことでした。

 

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大峰沼に向かう道の両側には「チゴユリ」がいっぱいでした。

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ヒトリシズカ

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ヒゲネワチガイソウ

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オオタチツボスミレは最初から最後まで楽しませてくれた花です。

とにかくいっぱいありました。

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こんな所に「シロバナエンレイソウ」と感激!

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花がいっぱいでなかなか進みません。やっと大峰沼に着きました。

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稜線上は心地よい風があり歩きやすく気持ちのよい登山道です。

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タムシバの向こうに残雪の山が見えます。

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昼食時間には大峰山に着きそうにもないのでここで昼食休憩。と言ってもミニカップラーメンとコーヒーとフルーツくらいです。コロナが怖いのでどこにも寄らずここまで来ました。

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稜線にはミツバツツジが咲いていました。

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大峰山キレットの頑丈な階段

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電波塔は一つではありませんでした。電波塔をいくつか越えて「ここが山頂?」

というような登山道の途中のような所が大峰山山頂でした。

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先の高い所が1,322.7mのピーク辺り

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お目当ての「キクザキイチゲの小径」ちょっと花は遅めでしたがまだ咲き残っていました。

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吾妻耶山(1,341m)山頂

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谷川岳

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小出俣山と万太郎山

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笠ヶ岳朝日岳~巻機方面

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谷川連峰縦走稜路と手前は阿能川岳とその登山ルート

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万太郎山谷川岳朝日岳

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ノルン水上スキー場から見た大峰山

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ゲレンデで見つけた「ホソバノアマナ」

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またありました。シロバナエンレイソウ

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ニシキゴロモ

キクザキイチゲの群落があることを知り行ったのですが、他の花がたくさんあってトレーニングを兼ねて行ったつもりが花の写真を撮ってばかりで進まず、トレーニングにはならなかった山行でした。

ちょっとお目当ての花が遅めでしたので、来年はもっと早い時期に行ってみようと思います。カタクリもいっぱいありそうでした。

これからの季節はヤマビルが出るので気を付けた方がいいと思います。塩水などのヒル対策をしていった方がいいですね。

まん延防止措置発令の群馬県ですので、もうちょっと我慢です。お互いに感染しないよう今一度登山のガイドラインを読み直し、守って行動していきましょう!

至仏山

至仏山

4月28日(水)

尾瀬至仏山に行ってきました。

今年は雪解けが早く例年よりだいぶ少なく感じました。

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日にちが近づくにつれ、だんだんと悪い方に向かってしまった天気予報。「早く登って雨が降らないうちに下山できるようにしましょう!」と言って歩き始めた鳩待峠。

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このピークは右から巻いていきますので、急なのはここだけです。

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高度が上がるにつれて燧ケ岳や尾瀬ヶ原が見えるようになってきます。

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至仏山も見えています。

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一旦平坦になり、小至仏山へと向かいます。

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至仏山のトラバースは雪の斜面にしっかりとステップが切ってあります。初めてアイゼンを着けて歩くような人も来るので、安全対策のようですね。ありがたいことです。

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山頂付近には、登山者やスキーヤースノーボーダーの人たちの姿が見えます。

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山頂は賑っています。「オッ、ゲンちゃんじゃあねえ~!」という声。群馬県山岳連盟の重鎮たちが7人くらいスキーに来ていました。ガイドを始める時に、どんなふうにするのか細かなことまで教えてくださり、大変お世話になったTさんもいました。御年80歳とのこと。他の方もほとんどの人が75歳前後とはスゴイ!山頂で談笑し、「ゲンちゃん、遺影にするから写真撮ってくれ!」言われ記念撮影をした後、あっという間に急斜面も何のその!

滑り下りていきました。

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至仏山山頂

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ゲンさんと滑り降りる準備をする岳連の重鎮たち

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谷川岳方面

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左が谷川岳から一ノ倉岳など谷川岳方面、真ん中は白毛門から朝日岳そして右方向へは

巻機山に続く。真ん中奥には上が平らな苗場山も見えています。

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朝日岳から巻機山につづく稜線

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上越の山々 巻機山辺り

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上越の山々

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上に見えるピークは中ノ岳と越後駒ケ岳かな?

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平ヶ岳と一昨年行く予定だった至仏山からのコース

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何度も登った景鶴山はいつも天気には恵まれていました。

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尾瀬ヶ原と燧ケ岳

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下山開始 右の山は上州武尊山、その左は赤城山

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下の方にやっと確認できた岳連の先輩たち

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風があってもさほど寒さはなかったのですが、風を避け景色がよいところで昼食にしあとはひたすら下るだけです。

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雪虫発見

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赤城山・上州武尊山笠ヶ岳を目の前にして下ります。

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心配した雨も大丈夫そうになったので、途中でアイゼン・ピッケルワーク

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すっかり天気が回復?気分よく下れます。

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まさかの青空になった至仏山

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<コースタイム>
 鳩待峠8:40~オヤマ沢田代10:30至仏山11:35~11:50~小至仏山手前12:10~12:30

 アイゼン・ピッケルワーク13:10~13:40~鳩待峠14:50

今シーズン最後となった雪山山行。コロナの影響で予定していた山に行けないこともありましたが、皆さん変更した山にも参加してくださり、今シーズンも多くの雪山を楽しむことができました。青空に恵まれた山、吹雪や強風体験の山など、様々な体験ができました。ありがとうございました。

雪山の楽しさにすっかりはまってしまった方もいますね。(笑)

雪山だけではないのですが、今後も事故の無いよう十分な準備をして、皆さんに山を楽しんでいただきたいと思います。皆さんも事故につながらないような体力増強(今までは維持と書きましたが、自分にも言い聞かせながら、あえて増強と表現してみます。)を心掛けてください。そしていっしょに四季折々の山を楽しんでいきましょう!

 

 

宿について

十津川温泉の宿について

熊野古道での宿ですが、二つの宿は天と地でした。

連泊した近露の宿は、記事に書いたようにコロナ対策もしっかりしていて安心の宿でしたが、十津川温泉の宿は最低でした。これを教訓に今後はコロナ対策の内容も確認しなければ安心できませんね。

コロナ対策の内容がどうのこうのの話ではありません。全く対策をとっていない状況に唖然としました。玄関には消毒液はおいてありましたが、宿の女将らしき老女は案内をするにも、マスクはせず客に部屋や風呂を説明するし、狭い廊下を他の客(外国人らしき若い男性たち)とすれ違うのに、相手はマスクなし。離れた場所の食事をするドライブインの担当者は、食事を運ぶにもマスクなしで、マスク着用を要求しても無視。私は怖くて気持ち悪くて食事はせず部屋に戻り、テーブルなど慌ててアルコールで拭きました。

換気は悪いしそんな配慮は全くなし。最低の宿でした。食事をしたドライブインは、バイクで旅する某テレビ番組で立ち寄って、番組で放送された所のようです。前回もこの宿を利用したので、安心していたのが間違いでした。

このご時世に、こんな認識のない宿がまかり通っていることに衝撃を受けました。自分の身を守るのは自分しかいないと改めて感じたところです。皆さんも宿に限らず交通機関や人が集まるような場所は確認をして、納得のできるところを利用しましょう。(納得はそれぞれの基準が違うので納得の仕方も違いますね)こんなコロナ禍では出歩かないことが一番ですね。(これが納得・笑)