山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

鍋割~荒山~長七郎

赤城山・半分縦走

5月15日(日)

ゲンさんが岳連・個人会の集合が「小沼駐車場」という事なので、こんなチャンスはなかなかないと思い、鍋割から登り下山を上にするコース取りで縦走しました。

鍋割山登山口を歩き始めるとヤマツツジが見ごろを迎えていました。

足元に小さな花 何かな?と帰ってから図鑑を見たら「ヒメハギ」でした。

鍋割高原

鍋割高原上部から見おろす(ツツジの咲き具合はこれくらいです)

エイザンスミレの葉 同じ株です
(夏の葉は上のようになります。下の葉は皆さんが花といっしょに見ているものです。)
図鑑で知りましたが、見たのは初めてなので紹介してみました。

急登を登って平らになった所はまだ芽吹いたばかりで、ツツジは咲いていません。

早い時間なのにもう登ってくる人下る人もいて、今日の赤城は登山者いっぱいのようです。

鍋割山山頂のズミ(コナシ)はまだ蕾

残雪の武尊山

荒山への登りではたくさんのスミレ これは「フモトスミレ」?

「ツクバキンモンソウ」?ニシキゴロモの変種で上唇の長さが短い

シハイスミレ

鈴ヶ岳(右)の向こうに残雪の谷川連峰

荒山山頂

荒山からは前浅間経由で軽井沢峠へ

ここはアカヤシオがだいぶ残っていました。

荒山を振り返る

「前浅間山」と標識がありました。
云十年前にはこのコースを通る人はほとんどいませんでしたが・・・

軽井沢峠への下りも歩きやすい登山道になっていました。そこを下って少し先から
車道を歩き石牛峠から銚子の伽藍に向かいます。

牛石と地蔵岳

早い時間ですが、お腹もすいたので「牛石山」の崩れそうな東屋で昼食

牛石から真っ直ぐに進み、標識に従って行くと急下降になります。

銚子の伽藍上部 この岩の下が伽藍

ウスバサイシン

渡渉点

銚子の伽藍

山岳会に入った頃、下から登ってきて
ここをくぐったような記憶があるような無いような・・・

大集団がいて道をふさいでいたので、面倒くさくなり
そのままこちらの尾根を上がりましたが、
急で滑りやすいので通らない方がいいです!

つつじが峰分岐への稜線にはオオカメノキが咲いていました。

茶ノ木畑峠を左に進んで長七郎山に向かいます。

長七郎山途中から歩いてきた荒山を振り返り見る。

長七郎山山頂

時間もあるので行ったことがない「小地蔵」に行ってみました。

鳥居峠分岐からの眺め バックは「上州武尊山

「あっちにもいっぱい登山者がいるんだろうな」と思いながら黒檜山を眺め駐車場へ

<コースタイム>
 鍋割山登山口7:00~鍋割山8:20~荒山高原8:55~荒山9:45~前浅間山10:15~

 石牛峠10:35~牛石山10:40~11:05~銚子の伽藍11:25~稜線11:40~

 茶ノ木畑峠11:55~長七郎山登山口12:05~12:20~長七郎山12:45~小地蔵13:10
 ~小沼駐車場13:30 6時間30分

ゲンさんたちの予定は15:00でしたので、鳥居峠~駒ケ岳~黒檜山へと足を延ばそうかとも思いましたが、行き違いになると困るのでやめておきました。35分遅れで帰ってきたゲンさんにも言われました。「黒檜にでも行って来ればよかったのに」と。車に筆記具があれば伝言を書いて行ったのにと、ちょっと残念でしたね。
ヤマツツジシロヤシオはまだまだの赤城山ですが、アカヤシオが終わり、トウゴクミツバツツジが咲いて、下の方からヤマツツジが咲き始め上へ上へと、次々にツツジが咲いていくのはこれからです。長い期間ツツジが楽しめるのが「赤城山」ですね。