山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

斑尾山スノーシュー

斑尾山1,381.5m明神岳1,360m

2月18日(土)

スノーシューハイキングで「斑尾山」に行ってきました。

「行きはよいよい 帰りはこわい~」のハイキングでした!

出足からロスタイム
スキーヤー・ボーダーの列に並んでいざリフト乗車かと思いきや・・・
スノーシュー登山の人はこのリフトに乗れないとのこと
親切な係員が乗れるリフトへ案内してくれ無事に2つのリフトを乗り継いで
ゲレンデトップに!「あれいつもの所でない!」ツボ足で急斜面を登り、
平坦で安全な場所へ移動しスノーシュー装着

予定していた最終リフト降り場 妙高山がキレイ!

ゲレンデトップから斑尾山までは小さなアップダウンが少しあるだけ

15分で斑尾山到着

山頂標識がありました。

大明神へ行きます!斑尾山頂からほんのちょっとが急なだけ

あとはこんななだらかな稜線を歩くだけ

あそこが「大明神岳」10分もかからず到着です。

大明神の展望 野尻湖の向こうに黒姫山(左)と妙高山(右)

飯縄(綱)山(左)と黒姫山(右)その間に戸隠山
展望が効く時はさらにその向こうに北アルプスの山々が見えるようです。

斑尾山に登り上げます。山頂にはまたスキーヤー・ボーダーの人たちがいました。

中野市の街並みを右前にしてゲレンデトップ方面に戻ります。

万坂峠方面分岐 左方向ゲレンデ上部の稜線を進みます。

見晴らしのよい所から見た斑尾山(左)と大明神岳(右)

黒姫山妙高山を左手に見ながら下ります。

この辺はまだ「楽しいね!」なんて余裕で下っていました。

予定の尾根より「こっちの方が近いから」と一つ手前の尾根から下ろうとして
下り始めましたが・・・トラバースとかなりの急斜面 

皆さん平気そうな様子に見えましたが、安全圏まで下って休むと「アァー怖かった!」

片方の脚が曲がりにくいのと下りは苦手なSさんは、途中からゲンさんのサポート(ロープにつながれて)で尻セードで時間をかけて下りました。

私たちが待つ安全な場所までゲンさんとSさんが下りてきました。

ここまで下ればもう安心!

とは言い切れませんでした。この後リフト乗り場手前まで下ったら、係員から「ボーダーが勢いよく来るので危険だから戻って」と言われ、登り返して安全そうな所(ゲレンデ)を
横断してもう一つ隣の小尾根を下りました。ゲレンデを通るルートは危険ですね!

無事に駐車場に到着 斑尾山を見上げる。

下りは595mでした。

 

今回初めて参加してくださった方が2人いましたが、雪山経験がある方でしたので、難なく下れましたが、初めての方でしたらちょっと大変だったと思います。それから今回のこの時期の雪質にも助けられました。

スキー場内に登山ルートがある山には気を付けないといけませんね。コースだけではなく、当然スキー場によって様々な規則や制約がありますので、行かれる際は十分調べて準備して行った方がよいと思います。

例えば、警察署やコンパスに登山計画書を提出していても、スキー場にも計画書を提出しなけらばならない山もあります。(玉原高原「尼ヶ禿山」「鹿俣山」川場スキー場から「上州武尊山」等)たんばらスキーパークでは、車のナンバーも記入します。

 

こんな経験をした今回の参加者の皆さんには、滅多に経験できない経験ができたと思っていただけるとありがたいです。スノーシューの利点と弱点を経験できたこと、いろんな場所を歩けて歩き方(スノーシュー歩行)のコツがつかめたのではないかと、勝手によい評価をしてしまいました。(笑)これも無事に下山できていえる事、事故を起こしたら何にもならないことを、改めて肝に銘じたいと思っています。