山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

ついに登頂!

槍 ヶ 岳

9月25日~27日

昨年悪天で途中敗退した「槍ヶ岳

今年は天気もよい中で登頂できました!

昨年Sさんのグループ3人からの依頼で、行きたい方がいればどなたでも参加してくださって構いませんとのことで募集し、昨年は7人今年は多少のメンバー変更で7人で行ってきました。

<1日目>上高地~明神~徳沢~横尾~槍沢ロッジ(泊)

河童橋の風景
こんなによく見えるのも珍しいかな?

河童橋の上から見る焼岳

明神岳と前穂

徳沢手前で見る明神岳・前穂

横尾から先「槍見河原」から、今年は槍の穂先が見えました。
昨年は雨具を着てただただ歩くだけでしたね。

槍沢ロッジ到着
昨年は雨具を着て歩いたコース 今日は気持ちも体も楽でしたね!

槍沢ロッジではお風呂にも入れます。到着後すぐにお風呂に入って夕食を食べて、翌日に備え早々と眠りに就きました。

<2日目>槍沢ロッジ~槍沢大曲り~播隆窟~槍ヶ岳の肩

     ~槍ヶ岳往復~槍ヶ岳山荘(泊)

槍沢ロッジから見える槍の穂先をアップ
もう登っている人も見えます

グリーンバンドを越えると見えてくる「槍ヶ岳」思わず歓声!

播隆窟から見る槍ヶ岳

見えるようになってからなかなか着かない槍ヶ岳

殺生ヒュッテと常念岳

もうすぐです!ガンバって!

ヘルメット・スワミベルトを装着し「いざ槍ヶ岳へ!」と思いきや
荷揚げのヘリが来るので足止めとなり待ちました。

早いのなんのって!あっという間に槍沢の谷へと吸い込まれていきました。

出発!

裏銀座方面は雲が多く

最後のハシゴを登る

やったー!

Aちゃんと槍ヶ岳

表銀座コース

西鎌尾根
初めて槍に来た50年前は、千丈沢を下って千天出合から湯俣に下りました。
高瀬ダム工事中で、湯俣からだったか?トラックがザックを運んでくれましたよ。

山頂でゆっくり写真を撮ったり景色を眺めることもできました。

下山する頃最後のハシゴを登って山頂にたどり着いた若い男性でも、ハシゴに足がまだ残っているにも関わらず、「あ~怖かった!」と第一声でした。私たちのメンバーは怖いと言った人もなく山頂にたどり着きましたよ。

慎重に下りましょう!

無事に全員登って来られた後、外で「お疲れさん会」
槍プリンを食べてみました。映えますね!(笑)

今回の7人中昨年の参加者は5人、そのうちのAさんは3回目にして登頂できました。
昨年とコロナ禍前の参加の時は、やはり天候が悪くて途中敗退、今回念願叶って登れほんとうによかったです!
私たちが山荘に帰ってからは、ガスが掛かってしまい周りの景色は見えなくなり、槍の穂先も殆ど見えなくなってしまい、「いい時に登れたね!」とみんなで喜びあっていました。槍プリンを撮影した時も「今だ!」とみんなでシャターをきった瞬間でした。

槍ヶ岳山荘の夕食

<3日目>槍ヶ岳山荘~槍沢ロッジ~横尾~徳沢~明神~

     河童橋上高地バスターミナル

どんよりしたお天気ですが雨でなくよかった!
2日で登ったところを1日で下ります。
今日は長い1日です。

東鎌尾根を見上げる

槍沢ロッジに少しだけ預けた荷を持ったり、ロッジの飲み物を飲んだりして、2班とここで合流。その後も横尾まで2班に分かれて行動しました。
理由は、上り下りの交差に人数が多いと支障があったり、ペースの違いがあることでした。登りはペースが上がらないメンバーも下りは早い!(笑)

猿軍団現る 梓川に猿の群れ

泳いで岸辺に向かうものも

登山者観光客が多く歩いている遊歩道の脇にも平気で・・・

よい天気の中を歩け最高の槍ヶ岳山行となりました。
昨年の敗退もあり、感動も余計大きかった槍ヶ岳でしたね。
歩行距離:48.6㎞ 累積標高差:2230m 

休憩も含めた行動時間:22時間47分