山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

赤城ほぼ全山縦走

赤城ほぼ全山縦走

10月30日(日)

予定を少し変更し出足のコースをカットしました。

<全山縦走チーム>ゲンさん+Aさん・Yさん ※*印の場所ではサポーターの補給あり

小沼駐車場6:30~長七郎山6:55~*八丁峠7:30~7:35~地蔵岳8:10~*新坂平~鈴ヶ岳10:40~関東ふれあいの道~出張峠~陣笠山13:35~*五輪峠13:43~13:47~黒檜山15:10~駒ケ岳~駒ケ岳登山口16:30

<ショートカットチーム>私&サポーターのIさん+KMさん・Sさん・KYさん

地蔵岳までは同じ~*見晴山登山口9:05~見晴山9:20~青木旅館9:45~*出張峠10:25~出張山10:35~薬師岳11:45~陣笠山12:10~*五輪峠12:35~12:48~黒檜山~駒ケ岳~

駒ケ岳登山口16:30

※小沼駐車場~長七郎山~八丁峠間はサポーターのIさん同行

※五輪尾根出張山の先~五輪峠間は私とIさん同行

※出張峠~ゴールまではわたしからサポーターのIさんに交代

鳥居峠の分岐から黒檜山を眺める 
辺り一面霜で真っ白です。風が冷たくとっても寒いです!

一座目「長七郎山」

二座目「地蔵岳」ここまでは全員いっしょです。

これから行く五輪尾根と大沼

最後になるピーク「黒檜山」と「駒ヶ岳

見晴山の東屋の枠を額縁にして荒山を見る!

私たちがのんびり見晴山を楽しんでいる頃、ゲンさんチームは新坂平でサポーターの補給を受けた後、鍬柄山~鈴ヶ岳にと向かっていました。

見晴山は風も当たらなくて南斜面はポッカポカ
来年に備えてレンゲツツジがもうこんな準備をしていましたよ!

見晴山から「みんなはどの辺まで行ったかねぇ~」と
ツルウメモドキとマユミの向こうに見える鍬柄山方面を眺める。

見晴山も初めて登る山という人が殆ど、そこから青木旅館へは全員初めてのコースでした。とってもステキなコースでしたよ。もちろんあっという間に大沼湖畔です!

これから行く五輪尾根を眺めながら湖畔を歩きます。

出張峠手前の紅葉

出張峠 ここで鈴ヶ岳チームと交信 鈴ヶ岳直下の登りとのこと

鈴ヶ岳に到着したようです。

とっても眺めがいい「出張山」
お昼にはちょっと早いのと先客もいたので、もう少し先でお昼にしましょう!

出張山から見る「黒檜山」

出張山の先の眺めがいい場所を見つけてお昼にしました。食べ始めた頃「あれっ!Iさん」サポーターのIさんが五輪峠に駐車できたので、逆方向から来てくれました。

朝はあんなに冷たかった風も止んで穏やかに晴れ渡っています。

のんびりゆっくり昼食を食べた後、五輪尾根を歩きます。

緩やかなアップダウンの五輪尾根ですが、
これから目の前に見える黒檜山に登らなければなりません。

陣笠山から、今朝登って来た地蔵岳を見る。

「五輪峠」北面道路に合流します。

補給車のある「五輪峠」で休み、
サポーターのIさんといっしょに元気に黒檜山に登っていきます。

私たちが通過した時間から一時間ほど遅れて「鈴ヶ岳チーム」は陣笠山

50分ほど待つと五輪峠に到着し補給もそこそこに黒檜山に向かいました。

黒檜山に到着

駒ヶ岳に到着

ゲンさん(鈴ヶ岳)チーム 黒檜山に到着

下山口手前で追いつき、みんな一緒に下山できました。下山後に見上げる黒桧山

黒檜山から下山途中、猫岩より上部で転倒し頭を負傷した方を吊り上げるヘリです。

事故は思わぬところで起きますね。
他人ごとではありませんね。私たちも気を付けましょう。

薬師岳辺りで消防自動車やパトカーなどけたたましいサイレンの音をずっと聞いていました。「バイクの事故かね?」「消防自動車だからキャンプ場でガスボンベでも爆発した事故では?」
など想像していましたが、ゲンさんチームが行ってあとすぐに今度はヘリの音でした。そうなると山の事故とすぐに察知できました。

通報した方に話を聞くことができましたが、他県から来た女性4人パーティーとのこと、大したことがないことを祈ります。

 

今回のコース設定に当たり、私はゲンさんに「最後に一番大変な黒檜山では・・・最初に黒檜にしたら」と提案しましたが却下。

やはり基本を守ることが大切ですね。猫岩コースは急で岩場だらけです。こういう場所は登りに使うべきです。登りで疲れた後の下りです。十分気を付けたいものですね。

 

残念ながら毎年こういう企画にはなかなか参加者がいません。

一時期企画を停止しておりましたが、昨年度の「榛名山全山縦走」に参加してくださった方々が、「楽しいね!こんな企画には参加したい」と言ってくださったので、今年は赤城山ほぼ全山縦走としました。以前のブログでも書きましたように、お祭り的な要素で開催しますので、今後も多くの皆さんに参加していただけるような企画にしていきたいと思います。

ゲンさんや私は、若いころから山岳会に所属し山に登ってきました。各山岳会では今頃の時期には登山の安全を祈願し、名称はそれぞれですが「ザイル祭」などといって、神事を執り行った後は、飲めよ歌えよの野外大宴会を催していました。そんな雰囲気を少し味わってもらい、日ごろの感謝を込めて企画しております。

来年は是非ご参加くださいね!