山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

赤城山

荒山と地蔵岳

9月18日(月)

ゲンさんが赤城山に行くというので、軽めのコースで歩きました。

ゲンさんは「赤城青少年交流の家」の上、林道からの鍋割高原登山口からスタートでしたが、途中のゴルフ場付近は道路工事中で通行止めでした。通行止めの所でゲンさんを降ろして、私は元の道に戻って軽井沢峠へ。

軽井沢峠の駐車スペースには私の車だけでした。
軽井沢峠から先の分岐左に行くと車道に出て牛石峠です。
まっすぐ行くと帰りのコースの避難小屋で、こちらにほんの少し行った所から登ります。

20年ほど前、初めて行ったこのコースは踏み跡(当時の高校総体のコースになっていた)程度で、笹の背丈がもっとあったと思います。鹿が増えすぎて日本庭園のように刈り込んで(食いこんでかな?)くれています。

急ですが短い距離で、登り上げると荒山に続く尾根です。
当時は標識など無く、登山道として整備されていませんでした。
その後、トレランコースが検討されましたが、自然保護団体の反対もあったようです。
昨年このコースを歩いた時はそんなことも頭をよぎり、ログをストップさせて通過しましたが、このような標識まで付いていたので、今回は堂々と通過しました。(笑)

シロヨメナかな?

このコースには「クサタチバナ」の群生があります。
自然保護団体からの反対はこのためでしょうかね?
分かる気がしますが、このように道が開いてしまったので、みんなで気を付けて歩きたいものですね。クサタチバナに大きな種が付いていました。

荒山手前の急登の岩場に「ダイモンジソウ」がきれいに咲いていました。

誰もいないなと思って着いた山頂には登山者が一人いました。
「アレッ、阿部さん?Gです。」と知り合いの方でした。

一足先に下山するGさんを見送り山頂で写真撮影

この岩場はとっても見晴らしがよくて、自宅方面も見えるはず・・・
残念ながら視界ゼロ 梨を剥いて食べて休憩

荒山からここ「南尾根の東屋」間は、ヤマツツジがトンネル状に咲きます。
仕事をしている時、ツツジに合わせて子どもたちをこのコースで連れてきました。
そんな頃のことを思い出しながら歩いていました。

そのころは所々崩れている箇所がありましたが、問題なさそうですね。
来年度の岳連「ジュニア委員会」の活動で予定しているので、下見も兼ねてこのコースにしてみました。

ガスっているので涼しい!下界は猛暑日のこの日でした。

走りたくなるような所です。
白い標識のような物が見える所から登りました。

軽井沢峠の車を置いた所にゲンさんは着いていました。
Tシャツを着替えて銚子のガランへと向かいました。

八丁峠に車で移動し、地蔵岳へ登ります。
登り始めは階段続き 階段の間がこんなに空いています。

ススキの向こうは「駒ケ岳」かもしれませんが雲がかかっています。

ここからは木陰無し

かんなに陽が当たる場所に「ウメバチソウ」が1~2輪

山頂手前で見つけた「リンドウ」1輪

青空に輝く白いタデの花

黒檜山と大沼

お馴染みの電波塔

山頂から小沼側に下がったガレ場で休憩

小沼と長七郎山の眺めがいい場所です。


地蔵岳から下山すると、道路わきの駐車スペースは満車となっていました。
小沼の駐車場も来た時より台数はだいぶ増えていました。木陰に入ったり休憩時には涼しい赤城山です。子ども連れの方も結構見かけました。最後の夏を楽しんでいるようでした。今週は、天気も期待できないようですが、週末には回復し秋の空気に入れ替わるようですね。もう少しで山も歩きやすくなるかと思います。
鳥居峠に車を移動して、ソフトクリームを食べながらゲンさんを待ちました。
<ゲンさんのコース>
鍋割高原登山口~鍋割山~荒山高原~荒山~軽井沢峠~牛石峠~銚子の伽藍~茶ノ木畑峠~長七郎山~鳥居峠