山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

高妻山

日本百名山高妻山

9月20日(水)

高速道路上で雨になってしまい、「取り合えず登山口まで行ってみましょう」ということで、向かった戸隠牧場。着いた時には雨が止んで決行!出発準備をして歩きだそうという時になって雨☂・・・コースを「一不動経由のコース」から「弥勒新道コース」に変更して、雨具を着て出発!

牧場の中を歩いてすぐに雨が上がり雨具は脱げました。
いつ降ってきてもおかしくない状況でした。

「牛さ~ん、行ってきま~す!」

予定していたコースの入口の先、弥勒尾根の入口です。

尾根に取りつき始めてすぐに「お日さまだ~!」

タマゴタケ

「ブナ仙人」と言われている大木

こんな真っ白なキノコも

木の根の急登を登ります。下山時には滑らないようにしなくては・・・

幻想的な風景 真ん中の白い筋「何だろう?」と見ていたら、ダケカンバの幹でした。よく見えない時は滝が流れ落ちる水流かと思いました。

ここでペースダウンした体調不良の方と私を残して、ゲンさんとあとの3人は山頂に向かいました。

雨の心配は全くなさそうになってきた空模様

みんなを見送った場所で、エネルギー補給・水分補給して二人で歩き始めましたが、少し歩いては歩を休めまた歩き出すの繰り返しで、やっと予定していたコースと合流する「六弥勒」に到着しました。

弥勒に到着しましたがこれ以上は無理と判断し、雨の心配もなさそうだし食欲もあり頭痛や吐き気もないというので、ここで待っているというℍさんにツェルトを渡し、みんなの後を追いかけました。

登山道には「オヤマリンドウ」がいっぱい!

「七薬師」

「七薬師」から振り返って見る「六弥勒」(左)「五地蔵山」(右)

振り返って戸隠方面を見る

「八観音」でみんなに追いつきました。

せっかく登ったのにまた下りますが、高妻山が見えているので元気が出ます!

ママコナのかわいい花が咲いています。

「九勢至」から高妻山を眺める

山頂への最後の登りは急登続きで、岩場・ガレ場の連続です!

山頂の一角に出ましたが、ここが山頂ではありません。

ここは「十阿弥陀

岩と岩の間に足を踏み外さないよう注意しながら山頂へ!




ゴゼンタチバナの実が赤く色づいていましたが、これが一番きれいだったかな?

この時が一番よく見えていたかな?戸隠方面

ここでずっと待っててくれたHさんと合流し下山します。
「七薬師」「五地蔵山」は行ってこられたそうですが、これは私も承知していた行動です。このように約束した事以外の行動はしないようお願いしています。

「ブナ仙人」を上から見る
ここまで下れば牧場はもうすぐです!

牧場が見えました。

親切に「川を渡ったら牧場を右に」といった看板がありました。

「牛さ~ん ただいま~!」


山行記録の投稿を見ても、8~9時間は普通にかかっている「高妻山」です。定員いっぱいの申し込みをいただいたのも関わらず、お断りせざるを得ない方々もいて大変申し訳ございませんでした。他の山行も同じですが、山によっては一番弱い方に合わせていられない状況もあります事をご理解いただきたいと思います。
また、これが全てではない事もご理解ください。弱い方に合わせて歩かなければならない事もあります。臨機応変に対処することが、安全な登山に繋がることだと思っています。
<コースタイム>
戸隠キャンプ場ウェルカムハウス7:08→弥勒尾根入口7:38→六弥勒10:30→七薬師10:35→八観音11:00→九勢至11:10→十阿弥陀12:00→高妻山12:20~12:22→六弥勒13:40~14:17→弥勒尾根入口16:17→戸隠キャンプ場(ゴール)16:43

※展望は得られなかったけど、雨に降られず無事に下山できよかったです!


「南駒ケ岳での体調不良」「飯豊連峰・体調不良で敗退」、自分のことも不安でしたが、問題なく快調に登れホッとしています。いつもよりザックの中身を精査し、ビニール袋1枚にも軽量化を意識しましたが、赤城山等トレーニング山行では反対に、しっかり荷を背負っていきたいと思います。