山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

飯豊連峰縦走

飯豊連峰縦走

<3日目 9/8>

予報円の西端も陸地をかするくらいで影響ないと判断し決行した今回の縦走なのに、太平洋上を北上するはずだった台風が東日本内陸部を北上と予期せぬ予報となり、急きょ三日目に予定のコースを少し短縮して丸森尾根からの下山を梶川尾根からに変更しました。この連絡は御西小屋から天狗平ヒュッテに伝えられ、ヒュッテの管理人さんから私たちに知らされました。テレビの画面を見てビックリでした。

3泊目は門内小屋の予定でしたが、天狗平ヒュッテに泊めていただけることになり一安心。

御西小屋を4:45に出発し、門内岳に向かいます。

小暮さんと私の心配をよそに、縦走メンバーは稜線の花々も楽しめていたようです!

イイデリンドウかな?Yさんが一生懸命探してくれたようですよ。

御手洗ノ池

烏帽子岳

烏帽子岳からの眺めは、北股岳(左)と次のピークかな?

梅花皮小屋の向こうに「北股岳」
梅花皮小屋の右側の沢は「石転ビ沢」
私が初めて飯豊に登ったのは、50年前、石転ビ沢で最初に踏んだピークが「北股岳」。懐かしさもありますが、飯豊連峰は一番好きな山と言ってもいい山です!

イワインチン

北股岳

北股岳

日本海まで見えるのに、台風来るの?

門内岳山頂

3泊目予定だった「門内小屋」

門内小屋

梶川尾根を下ります。

急な梶川尾根を下ります。

S・Mさんが先導してくれ、Mさん含め5人が下山してきました。

コースタイム

<9月6日> 

弥平四郎登山口9:10→祓川山荘9:30→水場11:30~11:45→松平峠12:30→疣岩山分岐13:40→疣岩山14:00→三国小屋15:00(泊)

<9月7日>

三国小屋5:10→種蒔山6:30→切合小屋→草履塚7:40→御前坂8:30→飯豊本山小屋9:20~9:40→飯豊山9:55→御西岳→御西小屋11:40~12:00→文平ノ池12:30→大日岳13:20~13:35→文平ノ池14:20→御西小屋14:55

<9月8日>

御西小屋4:45→天狗の庭5:40→御手洗池6:30→烏帽子岳7:55→梅花皮岳8:25→梅花皮小屋8:50~9:05→北股岳9:35→門内小屋10:40→梶川峰12:00→五郎清水12:55→湯沢峰14:40→梶川尾根登山口16:30

 

下りが苦手なKさんとゲンさんが1時間くらい遅れているとの事、先に下山した5人をお風呂に送ることになりました。
飯豊山荘の温泉入浴を予定していましたが、温泉を引くパイプの工事中で、熱いお湯が出ていないとの事で、湯の温度36度の温泉に前日小暮さんと私は、通常料金は500円のところ100円で入れました。しかし、宿としては営業してなくて入浴のみとのことで、時間も16:30まででした。
終了時間ちょっと前に、ヒュッテと飯豊山荘の管理人さんの2人が心配して、登山口で待機していた私の所に、梅花皮山荘奥の民宿でお風呂に入れてくれるよう手配したから行くようにと知らせに来てくれました。本当に親切な方たちです。

下山が16:30を過ぎていたので、急いで「民宿・奥川入」に向かいました。先発の5人をヒュッテに送り、次はKさんとゲンさんを民宿へ。

夕食を準備してくれた小暮さん(自称:キッチンボーイ)に感謝です。みんなを待つ間の午前中に、二人で麓の街まで買い出しに行って足りない材料やアルコール類を調達しておきました。

3日目は2日分を歩いてきたみなさん、お疲れさまでした!

小暮さんが工夫していろんな物を作ってくれました。
持って行ったナスに足りない分を買い足して「ナスの油味噌」「キュウリとレタスの野菜サラダ」、「オクラの甘酢漬け」はクエン酸を使って作りました。これは登山口で車中泊時にも作ってもらい、私も食べさせていただいた工夫の作り方です。他は買ってきた漬物や持ち寄ったつまみなどをみんなでいただきました。
この時に「景色も見えてよかった~!」と飯豊のいいところをいっぱい感じられたようで、下で天気を心配していた私たちは、景色が見えていたという言葉を半信半疑で聞いていました。
S・Mさんに提供してもらった写真を見て、改めて皆さんの言っていたことを理解したのと「予定通りにいかなかったのに、皆さんが喜んでくれてよかった!」と思いました。ご参加くださった皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。直前でコロナ感染の疑いとなって参加できなかったAさん。(結果的には感染していませんでした)今度計画があった時には行きましょうね!

<国体の思い出>

私が飯豊山荘のお風呂に入ろうとした時に、脱衣場で先客の方が一人いてその方とお話しました。誰もがするような質問「どこを登って来たんですか?」「明日丸森尾根から登るんです。そして今月18日頃、朳差から全山縦走します。」「何泊で?」「1泊かな?」「えっ、1泊で?登山歴は長いんですね?」「2年前くらいかな?」「トレランしているんですか?」「トレランはしてないけど、昔ここを走らされていたから」「?」「若い頃は山登りしていたんです!子育てが一段落したので自由に出られるようになって。」「走らされたって?もしかしたら国体?」「そうです。」「べにばな国体に出ていたの?」「ハイ」「うっそ~!」「私もいましたよ。べにばな国体に。」そんな訳で嘘みたいな展開に・・・「山形のチームには米沢出身の小学校教員の方がリーダーでいたでしょう?」「ハイ、~さんですね。」と脱衣所での話は尽きませんでした。(笑)この方は、高校も山岳部で「少年女子」で北海道の国体にも出場していたとのことでした。
そしてヒュッテの管理人さんに話すと、「べにばな国体の時ののぼり旗があると出して見せてくれました。
また、お風呂に入れさせてもらった「民宿・奥川入」のご主人も国体に関わていたとの事で、民宿もその頃始め今ある別棟のお風呂も、急きょ国体役員の宿泊のためにその時作ったとお話ししてくれました。岩登り会場もこの辺りだったので、ご主人に聞いて場所を特定できました。私は山に登れなかったけれど、それに代わるうれしい出会いがありました。