山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

玉原高原スノーシュー

チャレンジキッズの下見

3月6日(月)

所属している、群馬県山岳連盟ジュニア委員会「チャレンジキッズプロジェクト」の活動の下見で玉原高原に行ってきました。

仕事を辞めてからずっと携わってきたこの活動は、10年近くになります。

参加者を募ることに毎回頭を悩ませているこの活動ですが、やっと子ども13名、大人13名の申し込みをいただきました。

3月11日(土)が活動日です。その活動に備えての下見でした。委員会の方2人とゲンさんと私の4人で、ゲンさんともう一人の方と「鹿俣山」、私ともう一人の方で玉原湿原からブナ平までのコースを見てきました。

いつもなら雪に覆われている道路も除雪されてしまっていました。
そのためいつものコース取りができず道路を歩いて湿原に向かいました。

ホウノキは防寒着の殻を脱いで葉を出す準備に入っていました。
ちょっと変です、いつもと違いますね!
これは3/11活動当日、詳しい人に聞いたらホウノキではないようです。

キツツキがつついた穴がいっぱいあり、まん丸のキツツキの巣穴もいくつか見られた
枯れ木です。子どもたちに見せたいものが見つかりました。
3/11活動当日専門家に聞いたら巣穴ではなさそうでした。
当日子どもたちはどんな事を言うかな?どんな表情をするかなと楽しみです!

私たちが担当するコースでは、1年生2人、3年生2人、5年生1人と親御さん5人です。
低学年が多いのですが、下見で登ってみてブナ平まで行けそうです。
今年はスノーシューで歩くことをメインにしてみようと思います。

いつもならとっくに見つけている「熊棚」ですが、スキー場手前でやっと見つけましたが、こんな立派な熊棚でした。

熊棚アップ!あんな高い所にあんな巨体の熊が登ってブナの実を食べるんですよ。スゴイ!子どもたちは本物の熊を見たことなんてないだろうが、
熊の大きさを想像して、その身体能力の凄さを感じてくれるといいな!

ブナの幹に付けられた熊の爪痕 こんな新しいのを見るのは初めてです。昨年のですね。

そしてそのブナの木の下には、熊が落としたのか?熊棚の枝が落ちたのか?ブナの実の殻が付いた枝が落ちていました。いい観察ポイントが見つけられました!

熊棚のあったブナの木です。

青空になってきました。ブナの林は四季を通してほんとうに美しいですね。

鹿俣山コースでは、ゲンさんも子どもたちに見せたいものを発見したようです。

ここの通過(下降)では毎年どこを通らせるか悩む箇所です。
右の方向に滑り落ちるとかなり下まで滑っていきそうです。
危険な場所にはロープを設置するなど、安全第一です!

ゲレンデトップ到着

鹿俣山山頂 当日は子どもとお母さんやお父さんです。
下りの方が危険は増します。スノーシューでの下りはなおさらですので、
充分気を付けて、スタッフの総力を挙げて取り組んでいきます。

そんな訳で、毎年この時期には子どもたちを雪山に登らせる活動をしています。今までに行った雪山は、「湯檜曽川沿いのスノーシューハイキング」「前武尊山スノーシュー登山」「尼ヶ禿山スノーシュー登山」「鹿俣山スノーシュー登山」で、鹿俣山は2回目になります。来年度は「大幽洞窟と雨呼山スノーシュー」です。

お父さんやお母さんだけでなく、祖父母との参加も受け付けていますので、お父さんやお母さんの都合がつかない場合や、積極的に祖父母と孫で参加したいという方々、こんな活動を年4回行っていますので、群馬県山岳連盟のホームページを検索してみてください。また、阿部悦子のFBでも投稿しますので、見てくださいね。

来年度は、5月13日(土)「利平茶屋キャンプ場~長七郎山」で、満5歳から参加可能です。多くの皆さんのご参加お待ちしております!