山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

チャレンジキッズ

岩登りと沢巡り

 10月8日(土)は、所属している「群馬県山岳連盟ジュニア委員会」主催のチャレンジキッズプロジェクト・自然体験「岩登りと沢巡り」の活動で、谷川・マチガ沢出合のマムシ岩で岩登りと、自然観察をしながら一ノ倉沢出合までのハイキングを行いました。

 一番気になるのは天候、前日までの天気予報確認と当日こちらを出発した時は、晴れで「天気の心配はないね!」とスタッフ一同ホッとしながら向かっていたところ、水上インター手前辺りでフロントガラスに雨粒が・・・集合場所の「山岳資料館」では雨は止んだものの、いつ降ってもおかしくない空模様。

 次々に集合した家族もがっかりした表情、スタッフで協議した結果、予定を変更して午前中は全員で沢巡り、午後の天気の様子で岩登りという事で、雨具を着て歩き始めました。マチガの出合「マムシ岩」では先行して準備に当たるスタッフ(ゲンさんを含む3人)は、まだロープの設置をせず雨の様子をみてから行動することとなり、「天気がよくなったらここを登るんだよ!」と、子どもたちに伝え、一ノ倉沢出合に向かいました。

山岳資料館の前で開会式
(この活動は子どもゆめ基金助成活動 群馬県教育委員会上毛新聞社後援)

 

途中で解説を交えた自然観察を行いながら歩きます。

マチガ沢出合 思った以上に上部まで見えています。

岩登りに期待しながらマチガ沢出合を後に一ノ倉沢出合に向かう。

植物の解説を聞く

一人の子どもが見つけた両生類の死骸を、「イモリかな?サンショウウオかな?」と
ワイワイガヤガヤ言い合ってスタッフを呼び、サンショウウオではないかと判明!

群馬県山岳連盟会長、元(第11代)日本山岳協会会長である八木原圀明さんもスタッフに
加わってもらい、一ノ倉の岩壁を目の前に日本の登山史やヒマラヤ遠征に懸けた情熱等
語っていただきました。

自由時間となると、沢の石を積み上げ遊び始めました。

絶妙なバランスの作品

マチガ沢出合に戻って昼食後、岩の状態もよくなり岩登りの準備です。
一ノ倉沢出合を往復する電気バスが通ります。

殆どの子どもは通学靴で登っています。

中学生も2人参加してくれ八木原さんの激が飛ぶ中、通学靴でトップまで登り切りました。

お母さんだって頑張って登りますよ!

岩登りに参加できるのは3年生以上です。初めてでも頑張って挑戦します!

午後は雨も降らず岩登りを行う事ができ一安心!

子どもも大人も時間を忘れて楽しめました。

 

山岳資料館ではキスリングを背負ってみる子も!「ウワァー、重い!」

チャレンジキッズプロジェクトでは、年間4回の活動を実施しております。

参加者が増えないのが悩みの種です。今のおじいちゃんおばあちゃんは元気に山に登っている方が多くいます。お父さんやお母さんが付いてこられなくても、祖父母の方々とお孫さんでの参加もできますので、是非ご参加ください。

 次回の活動は玉原高原スノーシュー体験です。3年生以上は「鹿俣山スノーシュー登山」、1・2年生は親(または祖父母)同伴で、3年生以上でも鹿俣山登山を希望しない子どもは、「玉原高原スノーシューハイキング」となります。

 群馬県山岳連盟所属のスタッフが同行しますので、安心して参加できると思います。スタッフが足りない時はゲンさんもスタッフで参加しますよ。