飯豊連峰縦走
9月6日~9日
<予定コース>
1日目:弥平四郎登山口~松平峠~疣岩山~三国小屋~切合小屋(泊)
2日目:切合小屋~草履塚~本山小屋~飯豊山~大日岳往復して御西小屋(泊)
3日目:御西小屋~御手洗ノ池~烏帽子岳~梅花皮小屋~北股岳~門内小屋(泊)
<1日目>弥平四郎登山口~松平峠~疣岩山~三国小屋(泊)
中央アルプスでのことが不安材料でしたが、出足は何ともなく順調に歩けていました。しかし首に掛けていた手ぬぐいから、汗がしたたり落ちるほどの発汗。これは私だけでなくみんな同じで、とにかく無風で蒸し暑い!2回目の休憩のあとしばらく歩くと中央アルプスの時のような嘔吐感があり、吐きそうになってしまいました。「これはダメだ、早く決断しなければ・・・」気持ちは焦りますが少し歩くと「うっ」という感じで無理だなと悟りました。間隔があいてしまったので待っていてくれた皆さんの所に行きつき、下山することを伝え私が持っていた共同装備はゲンさんに渡し、休んでから下ることにしました。
みんなが行ってしまってからゲンさんにお金を渡すことを忘れてしまった事に気が付き、1時間遅れても行かなくちゃと思って登り始めましたが、やっぱり嘔吐感があって無理でした。みんなのお金を集めて対処してもらうしかないと無責任な思いで下りました。(避難小屋でもこの時期には管理人さんがいてくれます。管理人さんがいてもいなくても小屋には管理費を払わなくてはなりません。)
KさんとHさんが立て替えてくれていました。ありがとうございました。
そんな状況になってしまい、私は弥平四郎登山口に戻りました。私が下山した時は、車の回送をしてくれた小暮さんは釣りに行っていて留守でしたが、車のキーは私も持っているので車中で寝ていると帰ってきた小暮さんがビックリでした。
状況を話し体が落ち着いてくると食欲も少しづつ出て来て、小暮さんが釣ってきたイワナをごちそうになりました。
夕食を食べて片付け、寝る準備でもしようかという時に、猿の鳴き声。
登山口の方向からでした。するとぞろぞろやってきました。大人に子どもに次々と移動していきました。そのうち今度は上の方から「アッ、いたいた あの木に登っている!」今度は喧嘩をするような鳴き声!小暮さんと「ヤマブドウが生っているね」と言って見ていたぶどうの蔓のその奥から・・・どうも猿に囲まれているような状況。「一人で山中を歩いてこの状況なら怖いね。」と小暮さんも。
この猿はその後一匹だけでこの木の実を食べていました。満足したのかそのうち群れを追ってねぐらに帰ったようです。
そんな訳で今のところこの写真だけですので、Sさんから映像を提供してもらったら縦走の様子をアップしたいと思います。