山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

宝永山

富士宮口五合目から宝永山

8月30日(水)

イカー規制につき、水ヶ塚公園駐車場からバスで五合目へ
標高は既に2400m 初めはゆっくり歩きましょう!

こんな景色の中を歩きます。

荒涼とした景色の中にも花は咲いています。
トウヒレンかな?

六合目「雲海荘」から見る景色は駿河湾

愛宕山と箱根方面の山 山頂部は雲の中

コケモモが色付いています。

第一火口縁への下り口まで来るとこの景色が目に飛び込んできます。
みんな「うわぁースゴイ!」

大迫力の第一火口と宝永山へ向かいます!

火口壁を見上げる

ミヤマオトコヨモギ

近そうで遠い宝永山への登り

やっと右方向へのカーブにたどり着きました。

御殿場口コースからの富士山頂方向

稜線に出て東側の景色を見下ろす

強風のため写真を撮ったらすぐ出発!

御殿場口コースの分岐から下山します。

御殿場口へ下って行く登山者を見送って私たちは第一火口縁へ下ります。

登りには下山者が巻き上げる砂埃を受けていましたが、
今度は私たちが砂埃を巻きあげながら下ります。

第一火口縁でゆっくりお昼を食べて第二火口縁回りで帰ります。
第一火口縁から下の眺め 第二火口縁が見えます。

「オンタデ」咲く登山道を下る

宝永山と第一火口縁の曲線が美しい!

第二火口縁と下界の景色

「オンタデ」の白花(♂)と赤花(♀)は雌雄の違いとのこと
後日HSさんが教えてくれました。

キオンはバスの車窓からいっぱい咲いているのが見えました。

コースは短い山行でしたが、稜線に出ると風が強く山頂には長い時間いられません。前回の時はこの日の風とは比べ物にならないくらいの風で、山頂標識の所では、そこにつかまっていないと吹き飛ばされそうな強風でした。
また、もっと以前の時は小石が飛ぶような強風で、バスで五合目まで行ったものの登山を諦め、またバスで引き返しました。そんなことを思えば今回はうまく当たった山行でしたね!ここに限らず、登山は自然に左右される活動です。危険を回避しながらうまく目的を達成するのが登山ですね。

雨や風または雪、台風や土砂崩れなど、これからもこれらの自然現象によって中止になったり、予定を変更したりして山頂に到達できない山行も有ろうかと思いますが、それが登山という活動だと思っていただければ幸いです。特にここ2~3年梅雨の季節に東北の山を計画しましたが、想定外の3日間雨で一座雨の中を山頂に立っただけのこともありました。晴天の景色のいい中で山を楽しみたいのは誰しも思っている事、そんな登山が一日でも多くできることを願っています。