山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

中央アルプス縦走

空木岳~南駒ケ岳~越百山

<2日目>

日の出前の空木岳

朝焼け(朝食前4:55)

空木岳へ向かいます。最初から急登!

「いい天気ね!」木曾殿山荘と東川岳を振り返って

進行右手に誰か虹を見つけました!

忙しそうにハイマツの実を食べ歩くホシガラス

歩き始めて1時間弱、ガスが湧いてきました。
嫌な予感・・・昨日と同じようです。

まとまって咲いていて見事です。

空木岳山頂

山頂からほんの少しですが景色が見えました。
駒峰ヒュッテも見えています。ラッキー!

空木岳手前から雨が降り始めてしまいました。
山頂では止んでいましたがいつ降ってもおかしくない空模様

赤梛岳

雨の中もひたすら歩くしかありません。

「あそこを登り切ったら山頂かな?」と何度思った事か・・・
南駒ケ岳は遠かった!

何度も岩場を越えて今度こそ山頂!

山頂標識が見えます。

驚きです。南駒ケ岳の山頂から下界が見えるようになりました。

南駒ケ岳からの展望

南駒ケ岳山頂から歩いてきた稜線がかすかに見える
空木岳~赤椰岳かな?

南駒ケ岳で昼食を食べて出発する頃にはまたガスの中

南駒ケ岳を下ってすぐにはこんな景色も見えました。
摺鉢窪避難小屋と百間ナギ?

南駒ケ岳を見上げる

ナナカマドもこんなに色づいているところもあります。

仙涯嶺への登り

みんなは越百山へ登っていきます。

越百小屋が見えました。

みんなはもう越百山に着いています。

歩いてきた稜線を振り返る

千涯嶺かな?

越百山から越百小屋を見下ろす。
今日のゴールはあそこです!

越百山山頂 天気はすっかり回復しました。

小屋の管理人さんが温かく迎えてくれました。
宿泊者は私たち7名とガイドを伴った年配女性の2名、計9名

<コースタイム>
 木曾殿山荘5:35→空木岳7:45~8:00→赤梛岳9:20→南駒ケ岳10:15→

 千涯嶺12:10→越百山14:20~14:35→越百小屋15:40
※私が脚を引っ張り時間がかかってしまいました。

 

空木岳から越百山の間は、それまでの区間より更に岩場が続くコースです。
この間は全員ヘルメット装着で歩きました。岩場のアップダウンは体に堪えますね。
私は南駒ケ岳で無理に食べたパンのせいなのか?高度障害?熱中症?理由は分からないのですが、南駒ケ岳を下って登り返す辺りから嘔吐感がありペースダウン。皆さんの後を必死でついていきました。でもその後は見かねたゲンさんに「ザックをよこせ」と言われ、空身で歩きました。(情けな~い・何のために来ている)越百小屋に着いた後は、着替えをやっと行い横になると、そのまま夕食も食べる気にならず寝てしまいました。夜中は加えて肘と膝が痛み、翌日歩いて下山できるのだろうかと不安がよぎりました。
朝になると嘔吐感はなく朝食もしっかり食べられ、心配だった膝もどうにか歩けそう、肘も昨夜より大分よくなっていました。無事に下山はできたのですが、参加してくださった皆さんにご心配とご迷惑をお掛けしてしまいました。
若い頃と言っても三十代後半?か四十代前半?だったか、北アルプス上高地西穂高岳~奥穂~槍ヶ岳~三俣蓮華~鷲羽岳野口五郎岳烏帽子岳~船窪岳~針ノ木雪渓~扇沢」=奥穂か北穂のテン場泊・野口五郎岳のテン場泊。本当は白馬岳までの計画でしたが途中で断念。その時の野口五郎岳テン場手前で初めてのシャリバテ以来の今回の不調でした。持病が悪くなってきているのか?膝関節症のためか?など不安がありますが、体と相談しながら歩きたいと思っています。