山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

中央アルプス縦走

空木岳~南駒ケ岳~越百山

<1日目>

8月23日(水)~25日(金)

百名山・二百名山・三百名山 三山を縦走してきました。

2019年の同じ時期、伊奈川ダムから「越百山~南駒ケ岳~空木岳」周回コースを歩く予定で伊奈川に入った途端、それまで通ってきた木曽川とは全く違って濁流でした。それはそのはず前夜の激しい雷雨で土砂崩れがあり、通れなくなっていたのです。

すごくいい天気でしたので断念せず、木曽駒の小屋の予約が当日で取れれば、千畳敷から空木岳のコースに変更しましょう!ということになり、幸い小屋が予約でき「木曽駒ケ岳~宝剣岳~檜尾岳~空木岳~池山尾根下山」を歩きました。翌年からコロナ禍となり今年やっと「空木岳~南駒ケ岳~越百山」へと繋げることができました。

2019年の時に参加してくださったSさんは、越百山も南駒ケ岳も山頂は踏んでいたとのこと。何で今回も参加してくれたのか?お聞きすると、越百山・南駒ケ岳間がまだ繋がっていなかったからだそうです。いろんなこだわり方があるんですね。

シャトルバスとロープウェイを乗り継いで到着した「千畳敷

ヤマハハコがいっぱい咲いている登山道から稜線を目指します。

剣岳も登って行く予定でしたが、バス乗り場は並びバスは30分以上の
遅れで、今回の宝剣岳はパスです。

稜線上は見上げた時の通りガスの中

歩くしかありませんね。足元のミヤマウスユキソウが励ましてくれます。

島田娘を過ぎた辺りから雨、岩場のアップダウンが続きます。

島田娘~濁沢大峰からやっと「檜尾岳」です。
東に延びる尾根上には「檜尾小屋」が見えます。

ゲンさんは先を急ぎ檜尾岳には止まらず行ってしまったので、山頂から
皆さんが歩く姿をしばらく待って撮ってみました。
ハイマツの先のうっすらガスがかかった砂礫の稜線を歩いていますよ。

それをアップしましたが・・・ガスがかかってしまいました。

檜尾岳を過ぎてから、周りの様子が見えるようになってきました。

なんとなく明るくなってきましたね。

振り返って見た「檜尾岳」その右手に檜尾小屋 ステキな景色ですね!

行く手も明るくなってきています。

岩場のトラバース

駒ケ根の街辺りでしょうか?陽が当たって輝いています。

ワァー青空だー!

みんな一生懸命歩くしかありません!「熊沢岳」はもうすぐかな?

カッコいい!

岩陰のような場所には「イワツメクサ」がまだきれいに咲いています。

やっと着きました「熊沢岳」

また青空になり稜線を見せてくれます。
真ん中は「熊沢岳」その右白っぽいのは「檜尾岳」と更に右に「檜尾小屋」

檜尾岳と避難小屋

景色が見えてくると元気が出ますね!
空木岳も半分ほど見えるようになってきました。

前回も長~く感じたここまでのコース。
やっと「東川岳」です。

あとはあのコルまでの「激下り」を下るだけです!

「よく来たね」とでも言ってくれているように、
空木岳が全容を見せ迎えてくれました。

木曽殿山荘に着きました。

山小屋の前に咲いていた「イワギキョウ」

途切れることなく咲いていた今が見ごろの「トウヤクリンドウ」

<コースタイム>

 千畳敷9:40→極楽平10:15→島田娘10:30→濁沢大峰11:40→檜尾岳13:25→
 熊沢岳15:10→東川岳16:45→木曽殿山荘17:10

山荘に着いた時は既に夕食時間になっており、ザックを玄関の棚に置き
とにかく夕食を先に食べてくださいと促され、急いで食卓についた次第

です。途中雨具を着ましたが雷雨でなくよかった!

宿泊は私たち7名の他8名くらいだったでしょうか?

美味しい夕食をいただき、ゆったり過ごせた山小屋でした。