山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

高尾山 1人募集

3月6日(水)予定の「高尾山」、1人募集中です。

だれもが行ったことのある「高尾山」でしょうが、高尾山にはいろんなコースがあるのと、四季を通して花や景色が楽しめるいい場所だと思います。

アオイスミレ

<予定コース>

高尾山口駅→1号路→金毘羅神社→展望塔→浄心門→4号路→吊り橋→高尾山

→稲荷山コース→高尾山口駅(行動時間は6時間を予定しています)

ハナネコノメ

ヨゴレネコノメ

アズマイチゲ

ヒナスミレ

ナガバノスミレサイシン

高尾山はスミレの宝庫?足元の小さな花を見つけて歩いてみませんか?

「タカオスミレ」はまだ早いかもしれませんね。

タカオスミレ

 

スノーシューで蔵王へ(2日目)

刈田岳 1,757.8m

朝方雨が降ったようです。雪ではないのです。ペンションの玄関先の雪も凍ってなくてシャーベット状、暖かいのはいいのですが、はたしてモンスターは?

リフトを2基乗り継いでゲレンデトップへ
そこでスノーシューを履いて歩きだしました。

仙人沢の氷瀑を見に行く人のトレースを辿ってしまったので、
右方向に進路を修正し刈田岳へのコースに入りました。

モンスターが現れますが・・・

ちょっと無残な姿

この辺りは「蔵王エコーライン」が走るなだらかで広~い場所です。
見えている場合はいいのですが、ホワイトアウトになると方向が分からなくなります。

刈田岳が見えてきました。
見えるうちに「こっち向いて~!」

この先から稜線まで長くはないのですが、急になるので休憩してから行きましょう!
稜線の強風が予想されるのでここでしっかり休みます。

登りで振り返って見る景色
うっすら見えるのは「飯豊連峰」のようです。

稜線に出ると凄い風で、油断するとバランスを崩します。
熊野岳に行くのは断念し、刈田岳の山頂へ向かうことにしました。

熊野岳への道しるべ
コースを見失わないよう、このように杭が等間隔に設置されています。

風に負けないよう踏ん張って山頂を目指します。

もうすぐです。頑張っていきましょう!

この写真を撮る側は、意外と風が当たらず写真を撮るのに助かりました。

蔵王のお釜

思い思いにいろんな方向から記念の写真を撮影してすぐに下山しました。
山頂直下の建物の陰で休もうとしましたが、風が当たるのと時間も早いので、避難小屋まで下ってお昼にしようということになりました。

下り始めて、稜線にいるうちに青空がのぞき始めました。

飛行機雲も青空に映えます。なんてこった!

刈田岳山頂を振り返って

飛行機雲とスノーモンスター

山形・宮城の県境

モンスターの向こうに見える赤い屋根の「避難小屋」で休憩です。

避難小屋の中に入らなくても建物の下で十分暖かく、ここで昼食を摂れました。

下りリフトには乗れませんので、ゲレンデと樹林の中を、出たり入ったりして
歩いて下ります。平日ですのでスキーヤーも少なく安心!

<コースタイム>

ライザーワールドスキー場ペアリフトⅡ上駅9:15→避難小屋9:45→刈田岳10:50~11:02

→避難小屋11:40~12:00→リフト上駅12:15→ライザーワールドスキー場13:00
前日、ロープウェイの渋滞で断念した「熊野岳」、風速予報では前日より弱まりそうでしたので、「熊野岳」~「刈田岳」まで行けると確信していました。しかし、稜線に出た途端の強風は13~15mくらいはあったように思います。ゲンさんの判断は「刈田岳」まで。大分融けてしまったモンスターのことも含め、天候では仕方ないですね。
こんな時いつも思い出すのは、私がゲンさんの仕事を手伝うようになった年、佐渡島に行った時のことです。Sさんが「3回目(たぶん)にしてやっといい天気に当たり、金北山に登れる」と言ったのです。3回も4回も同じ山に来てるんだな~とビックリ。一度目で一番いい時に当たるなんて奇跡のようなんだなと。
蔵王も2018年の1回目は、最高の天気でした。2日目に行きたい人は、刈田岳の後熊野岳まで行けました。しかし、前日はいい天気に中、ルンルン気分で、地蔵山から熊野岳に向かっていく途中で天気は急変、吹雪となり一人の方はかぶっていた帽子が飛ばされてしまいました。そんなこともあるんですよね。
2回目の2021年は、強風で蔵王ロープウェイの2基目が運休で行けず、2日目の刈田岳も強風で稜線までで敗退しましたが、素晴らしいモンスターの景色は十分見られましたよ。

ご参加いただきましたみなさん、ちょっと残念なモンスターでしたが、いろんな雪山をこれからも楽しんでくださいね。




















 

 

 

 

スノーシューで蔵王へ!(1日目)

ブナの巨木

1日目の2月14日(水)は、ロープウェイで登り天気がよければ「地蔵山~熊野岳」に行けるかな? と予定しました。 強風だったため、向かう途中でロープウェイが運行されているかどうかを確認。 運行はされていましたが、9:00時点で90分待ちとの情報。 前日見たヤマレコ投稿(10日の山行)で、中国の春節の観光客で混雑を予想して出かけたが、思ったほど待たずにすんだというような投稿を見ていました。 しかし、そんなことはその時点まで忘れていました。 そういえばニュースで春節の観光客に人気なのが雪を見る事と報じていましたね。 それでも「自分たちが着くころには混雑も解消しているね!」と楽観的観測で向かいました。 私たちが心配するのはいつものように「強風での運休」ですもんね!

着いてみてビックリ! 乗車待ちは道路の方まで長蛇の列で2時間待ち。 帰りのことを考えると、とても行く気にはなれませんね。 「ペンションに行って中で昼食を食べさせてもらって、ライザースキー場の辺をスノーシューで歩きましょう」ということにして、坊平へ向かいました。

宿泊先は「野口ペンション」、暖かな部屋でゆっくり各自持参した昼食を食べました。 ペンションのオーナーさんが、ブナの巨木があるから見てくることを勧めてくれて、そこに行くことにしたのです。

ライザーワールドスキー場の先で通行止めになっている
蔵王エコーライン」を歩きます。

野口さんに聞いてきた「巨木への入口」は何処かな?
ここから上がってみようということに・・・

一本だけ大きそうなブナの木が目の前に。
「あれだね!他に大きいのがないもんね!」

自然のパワーを感じる巨木

幹の周りを一回りしました。
見る方向によっても姿が違います。

巨木を見た後は、途中の斜面でスノーシューの歩き方や、急斜面の登下降等簡単な講習を行いました。 うれしいのは、いつも参加してくれた方々みなさんが、熱心なことです。 一つでも多く覚えて自分のものにしていこうという気持ちが伝わってきます。

ペンションに戻ってからは、すぐそばにある温泉? 施設で入浴してから、皆さんで歓談し楽しいひと時を過ごしました。

野口ペンションは、ペンション村の一角にあります。 室内には、多くのヨーロッパアルプスの写真も飾られています。 Sさんが「野口さんはアルピニストなんですね」と言うと、「今はアルキニストです」なんて言って笑っていましたが、この方が凄い方なのです。 ゲンさんが若い頃参加した「ヒマラヤ・ダウラギリⅠ峰」の遠征での先輩隊員の木暮さんという方(この遠征で亡くなられてしまいました)とも、何度か難しいルートをいっしょに登った関係の方です。 他にも群馬の山岳界のそうそうたるメンバーのお名前が、ゲンさんと野口さんの間で飛び交っていました。

ペンションを始めたのは、全国でもまだ10軒ほどだった頃、野口さんが31歳・ペンション経営の先駆け的な存在だったようです。

そんな訳で、予定通りの山には行けませんでしたが、いい出会いの1日目でした。

ロウバイを見に丹沢へ

シダンゴ山

2月7日(水) 前々日の降雪に心配しましたが、当日は天気の回復が見込まれましたので、軽アイゼン必携で出かけました。神奈川の道路上には雪は無し!それでも標高が上がれば凍った場所もでてくるだろうと、安全第一で軽アイゼンは持って行きました。

ロウバイ園の駐車場になっている「みやま運動広場駐車場」のすぐ先の
橋を渡って歩き始めます。
ロウバイ祭り期間中はこの駐車場に登山者は駐車できませんが、
手前に登山者専用駐車場があります。

住宅地の坂道を登り、茶畑やミカン畑の中を登っていきます。
耕作放棄された茶畑やミカン畑も見受けられます。

坂の途中から、帰りに寄る「ロウバイ園」が黄色く見えます。

杉林の中に「ミツマタ」の木もありましたが、花はまだまだですね!

標高が上がると、木がない場所にだけ雪が残っています。

山頂手前にだけ雪がありました。融けて流れています。

アセビが植林された山頂には、想像以上の登山者がいました。
写真左のグループの他に2人組・単独者・私たちのすぐ後の5~6人のグループ

アセビの下には雪がないので、それぞれアセビの木の下の枯草にシートを敷いて休みました。雪は残っていても風はなく暖かな日で寒さを感じず休めました。
ゆっくり休んだ後は、「宮地山」経由で下山します。

男坂」を下ってなだらかになった先からは林道を歩きます。

再び登山道へ

登りでは殆どなかった広葉樹の林は気持ちよく歩けますね。

タコチバ山

ちょっと寄り道になる「宮地山」

ぐるっと周回してきて出発点に戻りました。
ザックを置いてロウバイ園に行きましょう!
「その前にミカン買わなくちゃ!」

ロウバイ園とシダンゴ山方面

ロウバイ園の中を散策

ロウバイ園の最上部には河津桜も咲き始めていました。
同じ松田町では「ロウバイ祭り」に続いて松田山「河津桜まつり」になります。
昨年「高松山~松田山」山行を実施し、河津桜を楽しみました。

春一番の花が咲き始め、本格的な春が待ち遠しいですね!この先、春一番の花を楽しむ山行が計画されていますので、まだ空きがある山行もあります。是非ご参加くださいね。お待ちしております。
①2/21(水)秩父「美の山~稲穂山」=フクジュソウ秩父紅)
②3/27(水)茨木県「横根山」=イワウチワの群生・ミズバショウ
③4/17(水)~18(木)「伊豆山稜線歩道」

     アセビツツジ・足元の小さな花
④4/21(日)新潟「八石山」=カタクリの群生・アズマシロカネソウ他多数

⑤4/24(水)誰もが知ってる「筑波山」=ニリンソウの群生・大和草あるかな?

⑥4/5(水)霧ケ峰「八島ヶ原湿原~蝶々深山」

      ズミ(コリンゴ)の花・レンゲツツジコバイケイソウクリンソウ

⑦6/8(土)~9(日)新潟最北部「日本国・光兎山」光兎山のヒメサユリ

    光兎山(こうさぎさん)はあまり知れれていない山かもしれませんね。

    だからこそ、この機会に行ってみませんか。

 

氷瀑を見に

日光 庵 滝

2月3日(土)

最近やたらと投稿が増えていて、その人気ぶりがうかがえます。

氷瀑と言えば「雲竜渓谷」が有名ですが、こちらは「日光・戦場ヶ原」から歩き始めるコースで、登りはほとんどないコースでした。

風は殆どありません。
小田代原辺りの景色

車道に雪はありません。

弓張峠から車道を進み「外山沢」へ入ります。

目の前の緑の山の下が庵滝になります。

滝の手前の日向で休んでいたり、滝の側まで行って写真撮影したりと
たくさんの人たちが、氷瀑を楽しんでいました。

滝壺には氷瀑がほのかに映ります。

私たちも氷滝の手前の日向で氷瀑を眺めながら昼食
素手になっても全く冷たさを感じないくらいの暖かさでした。
ゆっくりとした昼食タイム後は下山です。

登りに気になっていた大きな木

唐松の植林地

弓張峠から「泉門池」へ戦場ヶ原を周回して帰ります。

眺めのいい所に出ました。
右から「大真名子」「小真名子」「太郎山」

男体山・大真名子・小真名子・その間に真っ白な女峰山・太郎山

何カ所か絶景ポイントがあります。

正面の木々の間に男体山です。
ゴールの「赤沼」はもうすぐです!

一日よく歩きました。

殆ど無風で快晴の一日、真っ青な雲一つない絶好の氷瀑見物の日和となりました。当初2人だけの申し込みだったので、行く道中にお住いのWさんをお誘いし3人に。その後もともと参加予定の方が、Sさんを誘ってくださり、4人の参加で行ってきました。そのうち3人は氷瀑に出合うのが初めてということで、皆さんこの景観に感動でした。
そして、早くも「来年は雲竜渓谷にも行ってみたいね!」と氷瀑に魅了されていました。この映像を見ていただき、来年「雲竜渓谷」が計画された際、参加希望の触発となればうれしいです!

<冬の山行の食べ物>

この日はこの季節には考えられないほどの暖かさでしたが、通常はこんな具合にはいきません。12月末の「日光白根」に参加してくださった方が「食べ物の工夫が必要なことを学んだ」と言っていました。

雪山では、ゆっくり座ってのんびり食事を摂っていられないと考えて準備した方がいいです。開ければすぐそのままで飲める暖かな飲み物・個包装を解いて食べるのではなくそのまま口に入れられるような行動食・腹持ちのするおにぎりなら携帯カイロで保温等、手袋をはめたままゴミを飛ばさないで、そにまま口に入れられるよう工夫して持ってみてください。同行した方々同士でいろんなアイデアを共有し合うのもいいですよね。次回以降の山行ではどんな工夫がみられるか楽しみです。

富士山を眺める山

杓子山 1,597.5m

1月31日(水)

山頂には残念ながら雲がかかってしまっています。
いつ見えなくなってしまうか分からないので歩き始めの一枚です。
(不動湯から林道を歩きはじめて)

林道を歩き始めて15分ほどで登山道に入ります。
健脚コースと表示されていましたので、私たちは健脚者です。(笑)
ゼット(Z)コースと呼ばれるつづら折りの登山道です。

ℤコースを登り終え明見尾根に上がります。

木々の間から「三ツ峠山」を眺めながら進みます。

写真では伝わりませんがかなりの急登がずっ~と続きます。
ロープが設置されているので、ロープを頼りに登ります。
登山道の左側には転落防止のロープが張ってあり急斜面です。

長い急登がひと段落 ビューポイントに着きました。

ビューポイントから富士山を眺める。

残雪が現れますが登山道は乾いていて問題なしです。

2時間ちょっとで山頂到着!日が当たる山頂直下の登山道はぐしゃぐしゃです。

南から吹き上げてくる風が暖かく、こんな景色を目の前にゆっくり昼食
平日でも4~5人の登山者がいました。

山頂直下の下りは南斜面でぐしゃぐしゃ「ひゃ~滑るぅ~!」

しばらくは富士山を眺めながらの下山

大権首峠から山頂を振り返る

不動湯に戻ってきました。
入浴料金は1,000円 皮膚病に効果があるそうです。

今回のタイム 標準タイムの0.9~1.0と表示されました!

参加してくれたMさんは、野鳥観察に興味をもっていて、野鳥の会所属の方と野鳥を目的に歩くこともあるそうです。私もちょっとは興味があり、今回は鳴き声や姿を見つけて楽しめました。
1枚目の写真は「ゴジュウカラ」で、くちばしから目を通る特徴的な黒い線がありました。2枚目は「ヒヨドリ」?
山は「花」以外にもいろんな楽しみ方がありますね!何年か前には山で絵を描いている方を見かけました。写真撮影だって山の楽しみ方の一つですよね。それからブログ投稿や登山地図アプリへの投稿などもそうですね。山に登ること自体自己表現の一つであり、それに付随するこれらの(これ以外も)こともいっぱい楽しんでいきましょう!










 

急募・杓子山

催行まで日にちがありませんが、キャンセルが発生しましたので、急きょ1/31(水)「杓子山」、1人募集いたします。

ご希望の方は大至急ご連絡ください。よろしくお願いいたします。