ブナの巨木
1日目の2月14日(水)は、ロープウェイで登り天気がよければ「地蔵山~熊野岳」に行けるかな? と予定しました。 強風だったため、向かう途中でロープウェイが運行されているかどうかを確認。 運行はされていましたが、9:00時点で90分待ちとの情報。 前日見たヤマレコ投稿(10日の山行)で、中国の春節の観光客で混雑を予想して出かけたが、思ったほど待たずにすんだというような投稿を見ていました。 しかし、そんなことはその時点まで忘れていました。 そういえばニュースで春節の観光客に人気なのが雪を見る事と報じていましたね。 それでも「自分たちが着くころには混雑も解消しているね!」と楽観的観測で向かいました。 私たちが心配するのはいつものように「強風での運休」ですもんね!
着いてみてビックリ! 乗車待ちは道路の方まで長蛇の列で2時間待ち。 帰りのことを考えると、とても行く気にはなれませんね。 「ペンションに行って中で昼食を食べさせてもらって、ライザースキー場の辺をスノーシューで歩きましょう」ということにして、坊平へ向かいました。
宿泊先は「野口ペンション」、暖かな部屋でゆっくり各自持参した昼食を食べました。 ペンションのオーナーさんが、ブナの巨木があるから見てくることを勧めてくれて、そこに行くことにしたのです。
巨木を見た後は、途中の斜面でスノーシューの歩き方や、急斜面の登下降等簡単な講習を行いました。 うれしいのは、いつも参加してくれた方々みなさんが、熱心なことです。 一つでも多く覚えて自分のものにしていこうという気持ちが伝わってきます。
ペンションに戻ってからは、すぐそばにある温泉? 施設で入浴してから、皆さんで歓談し楽しいひと時を過ごしました。
野口ペンションは、ペンション村の一角にあります。 室内には、多くのヨーロッパアルプスの写真も飾られています。 Sさんが「野口さんはアルピニストなんですね」と言うと、「今はアルキニストです」なんて言って笑っていましたが、この方が凄い方なのです。 ゲンさんが若い頃参加した「ヒマラヤ・ダウラギリⅠ峰」の遠征での先輩隊員の木暮さんという方(この遠征で亡くなられてしまいました)とも、何度か難しいルートをいっしょに登った関係の方です。 他にも群馬の山岳界のそうそうたるメンバーのお名前が、ゲンさんと野口さんの間で飛び交っていました。
ペンションを始めたのは、全国でもまだ10軒ほどだった頃、野口さんが31歳・ペンション経営の先駆け的な存在だったようです。
そんな訳で、予定通りの山には行けませんでしたが、いい出会いの1日目でした。