山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

初詣登山

御岳神社~大岳山

毎年初登山は、初詣を兼ねた山行を計画しており、今年は昨日6日(木)「大岳山」に行ってきました。

天気予報では雪も心配されましたが、出足は曇りで無風。気温はかなり低かったのですが風がないのはありがたかったです!

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ケーブルカーで400m以上の高度を稼いで御岳神社

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今年一年尾安全登山を祈願してきました。

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長谷川恒男はアルプス三大北壁冬季単独登攀を成し遂げ、1991年ウルタール・サールⅡ峰という山で雪崩遭難死しました。1992年東京都岳連が日本山岳耐久レース=「長谷川カップ」(通称:ハセツネCUP)を開催、今でも毎年行われているトレランレースです。
2011年10月10日没後20年を記念し顕彰碑が建立されたという事です。

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落ち葉の中歩きやすい登山道が続きます。

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鍋割山分岐 帰りは鍋割山~奥ノ院経由の予定

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ハセツネCUPのコースを示す標識 レースの距離は71.5km・累積標高差は4,582mです。
ゲンさんは第一回のハセツネCUPに参加しました。私はその発着地点の五日市に昔からの山仲間がいたので、彼女と三頭山でサポートしました。
群馬岳連では1990年9月から2009年まで「山田昇記念杯」として行いました。その後主催者が変わり「武尊山スカイビュートレイル」としてリニューアル開催されています。

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ここから先は岩場が多くなります。

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大岳山荘跡を左下に見て、右に鳥居をくぐって登っていきます。

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岩場が続きます。

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小雪が舞ってきました。

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思った以上に長かった山頂に到着。山行していた小3くらいの男の子とお母さんの二人が昼食にしていました。山頂は開けていて天気がよければ奥多摩の山々がよく見えるのでしょうね。雪の降り方が強くなりそうなので大岳山荘跡まで戻って昼食にしました。

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辺りが白くなるほどの雪です。

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安全のため、鍋割山~奥ノ院経由はやめて、登って来たルートで帰りました。

風がないのが幸いしました。風があったらもっと寒かっただろうと思います。でも、考え方によってはいろいろな状況の経験は必要ですね。Mさんは今回の前に赤城・鍋割に登ったそうで、その経験から今日の手袋をどんなものにするか判断したそうです。Sさんは以前ゲンさんツアーで、積雪期蔵王の強風を経験し、帽子を飛ばされその重要性を実感しました。特に雪山での装備の紛失は重大です。再三お伝えしていますように、雪山の安全面だけでなく、環境面でも物を落とさない工夫をお願いいたします。

 

地球温暖化問題は世界中で叫ばれていることです。大きなことを言うようですが、私たちにできることは何か考えて、訴えていきたいと思いますし、皆さんと共に実行していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。