山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

コロナの影響

基本的な感染予防策の徹底を!

全国的なコロナの爆発的な感染拡大が収まりませんね。

今回は移動制限はありませんが、登山においてもいろいろと注意しなければならないことがあると思います。

登山そのものは屋外の活動であり、コロナ禍では余計プラスの活動と言えると思います。仲間といっしょに行っても現地集合ならリスクはほとんどありませんね。でも乗り合わせて行くとなったら60歳以上の人なら4回目のワクチン接種を受けたり、車内では不織布マスク使用、窓を開けるなどの換気、乗車時のアルコール消毒など行えればぐっとリスクは下がりますよね。登山口までの道中(SA・道の駅・コンビニ等)の休憩場所での注意も必要ですね。

日帰り登山では、このような注意を怠らず実行し、感染防止に努めて山を楽しんでいきたいですね!

しかし、山小屋泊は感染リスクが相当高いと認識すべきです。(私の個人的な意見です)特に北アルプスなどは首都圏や関西方面からのアクセスがよく、人気の山が多く若者が多く訪れる山域です。そもそも山小屋には石鹸で手を十分洗えるような水はありません。いくら宿泊数を半分の人数に抑えている(本当に半分なのかな?)といっても十分な換気は望めませんし、コロナ一年目の緊急事態宣言解除後に行った山小屋の対応も、小屋によってまちまちでした。雨の日などは余計換気は難しいのではないでしょうかね。

現に大規模な山小屋でも、スタッフや宿泊客がコロナ感染し、休業していた山小屋もあり、現在も感染者が出ている山小屋もありますので、こんな状況下でも行く計画をしている方は、十分調べてから出かけることをお勧めします。

 

いくら重症化せず軽症で済むと言われていても、感染者数が増えればそれだけ病床使用率も上がるし、普通に医療が受けられない現状があります。医療現場からは大変な状況が毎日報道されています。自分がもし脳梗塞で倒れたら、果たして助けてもらえるのか?交通事故で瀕死の重傷を負ったとしたら救急車は来てくれるのだろうか?・・・普段から定期的に医療のお世話になりながら普通の生活が成り立っている身としては、いろいろ考えてしまうこの頃です。