山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

今季はじめての雪山

日光白根・座禅山

12月17日(日)

前日の暖かさから一変して冬型の天気で強風

予定では、丸沼高原スキー場ロープウェイ利用で登る予定でしたが、雪不足でロープウェイが動いておらず、菅沼登山口から登りました。

丸沼高原辺りの道路でほんの少し雪があるくらいで、道路は乾いている状況でした。菅沼登山口の駐車場は、融けた雪が凍ってツルツル!そして冷たい強風。アイゼンを着けるまで転ばないように注意でした。

強風は予想されたので、赤城高原SAで登山靴やスパッツなど装着し、準備を整えてから向かったのは正解でした。

路面はスケートリンクのようにツルツルです。

ダケカンバの樹皮は油分を多く含んでいてとってもよく燃えます。
いざという時のためにも、こんな豆知識を頭の中に入れておいてくださいね!
子どもたちにこれをやって見せると、その後の活動は
どうでもよくなってしまうほど大うけです。(笑)

スパッツを忘れてしまった私ですが、スパッツ無しでも大丈夫なほど
雪は少ないのですが凍っています。

針葉樹林を抜けて開けた場所は樹氷でとってもキレイ!
このすぐ先は「弥陀ヶ池」です。風の当たらない場所で昼食でした。

ここに出た途端強風にさらされます。

座禅山へ登っていきます。

風が強くて座禅山の山頂へ行っても景色はそんなに変わらないので引き返しました。
弥陀ヶ池では山頂部が見えなかった「日光白根山」もここでは山頂部が見えました。

下山しましょう!

マルバダケブキかなんかでしょうか?花柄も凍っています。

弥陀ヶ池へと下って行きます。

この辺りで1センチくらいの新雪が積もりました。

雪山初体験の方もいて、強風と雪山の寒さを体験できた山行でした。
多少雪山経験をしている方でも、天気が悪い時は山に行かないと言っていますので、この日のような経験はしていないようです。そういう意味では、山頂に行けなかったけどいい体験になったのではないでしょうか?何をどんなふうに着たらいいのか?手袋や靴下や帽子は今日のような天候の時にも大丈夫だったか、また昼食でカップラーメンを食べた方もいましたが、この寒さではお湯がすぐ冷めてしまってよくなかった等食料の内容や包装の仕方(オーバー手袋をしたままでも食べられるかどうか等)、自分で検証できたと思います。

山頂を目指して、我々よりずっと早く出発した人たちの殆どが強風のため、途中で引き返してきていました。話を伺った人の中で山頂に行ったのは単独男性と東稜(バリエーションルート)を登ったという2人パーティーだけでした。

 

年末年始の「竜ヶ岳」山行を含めて、これから雪山の計画がいくつもありますので、雪山ならではの景色を楽しんでみませんか。
1月13日(土)には「鉢伏山」を予定していますが、この日までには積雪も増してくれるといいのですが・・・今季はいまのところ雪が少ないですね。