やってみませんか?山のSDGs
以前のブログでも具体的な方法をお伝えしたと思いますが、2月いっぱいの予定山行が中止になりましたので、登山中に物を落とさない工夫をいっしょにしてみませんか?
<ペットボトルを落とさぬように>
季節を問わずペットボトル等飲み物を、ザックの外側に付けている人が殆どですね。
それもケースに入れて持ち歩く方を多く見かけます。ケースに入れたらケースから出
ないようケースの口を締めてケースの締め紐をザックに固定しましょう。
ケースに入れない場合は、ペットボトルの蓋の下にストラップを付けザックに付けま
しょう。
何にもザックの外に付けないのが基本です!
<冬山装備を落とすと命取り>
雪山や雪がなくても冬の里山でも風が強い日に、手足がしびれるほどの寒さを感じた
経験はどなたもあると思います。特に標高が高い雪山や吹雪の中では、帽子や手袋を
飛ばされてしまうと、大げさと思われるかもしれませんが、命取りになってしまうと
認識していただきたいです。
<スマホ使用の方は必ずタッチペンで!>
何度お願いしてもなかなか浸透しないのが、タッチペン使用です。
雪山で手袋をはずして素手になること自体NGです!
手袋をはめていても手が痛くなるような寒さがあるのですが、それは、まずその山に
対しての装備が適切でないという事です。例えば、谷川岳の厳冬期に行くならそれな
りの手袋を準備しなければなりません。赤城山も1~2月ではかなり冷え込みます。
純毛の厚手手袋の上にオーバー手袋をはめるくらいの装備がベストです。
タッチペンのことに戻ります。そんな訳で素手にならずにスマホ操作するのにはタッ
チペンを用意してください。
使用したことのある人に聞いた話ですが、百円ショップで購入したものはすぐダメになってしまうようです。電機店で購入をお勧めします。
ご紹介したような物の他にも、飛ばされないような工夫はそれぞれ実行してください。休憩中にゴミ袋を、取りに行けない所まで飛ばされてしまった経験があります。それ以来、小さなカラビナを用意してザックに袋を付けるようにしています。
この間刈込湖に行った時、皆さんにタッチペンのことを話していたら、参加二回目の方が「いいこと聞けてよかった」と言ってくださり、うれしくなりました。こういう事だけでなく、登山の基本などことあるごとにお伝えしていくことの大切さを感じました。
海洋プラスチックが問題視されていますが、山で落としたペットボトルを見ない山はほとんどありません。
私たち山を歩く人にできること、まず落とさない事を心掛けていきましょう!