山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

山のマナーを考える

山の豆知識

2018年4月に1泊2日で山の勉強会を開催したことがありました。

短時間で様々な内容を盛り込んでの勉強会となってしまったため、その後参加してくださった皆さん、どう生かしてくださっているのかな?まだまだ足りないのだろうなと思いつつ日々過ごしてきています。そんな事知っているという方が殆どかと思いますが、私も含めもう一度確認していただけるとありがたいです。今回は、その時に行った講習内容を少しお伝えしてみたいと思います。

山のマナー

ー歩く時・休憩時ー

・一般登山道ではストックにはキャップを付けて使用

 (積雪の山では当然はずして使用です。付けていてはストックの役目を果たしませ  

  んね。バスやロープウェイ等に乗車の際は、ザックを背負って乗らず、ストックや

  ピッケルもザックに付けず手で持って乗りましょう。)

・当たり前のことですが登山道を外れない

 (そんなことやってないよ!と言うかもしれませんが、写真を撮る人は特に要注

  意!夢中になって他人よりより良い映像を求め「これくらいなら・・・」自制が大

  事ですね!)

・おしゃべりせず集中して歩く

 (特に岩場の通過では、前の人の登り方をよく見る。)

・休憩時の注意点と配慮

 (登山道をふさがないよう、他の人が通れるか確認して休む。草花の上にザックを置

  かない。休憩用のベンチにザックを置かない。山頂標識や三角点などにザックを置

  いたり、そこで休んだりしない。→他の人が写真を撮るじゃまになるため)

・ラジオや熊鈴等は必要に応じて使用

 (単独山行では危険防止のため使用した方がいいですね。私はラジオを聞きながら登

  ることもありますが、他の登山者が近づくとイヤホンにします。また、熊鈴は大勢

  で行く場合はほとんど不必要ですが、北海道等の山域では大勢でもいっぱい鳴らす

  必要があります。なぜ必要か理解すればいつ使うのかも解りますね!)

山のマナーとは、他人や自然を思いやること、これさえあればマナーは守れるのではないでしょうか?