山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

金時山・越前岳

平日も賑う「金時山

4月5日(水)~6日(木)

金時山&越前岳の計画で行ってきました。

5日の「金時山」は富士山も眺められ、人気の山「金時山」山頂で富士山をバックに記念撮影ができました。(まずは富士山が見られたことにホッとしました)

金時神社登山口

公(きん)時神社

金時山にはスミレが多いとネットで見ていたので探しながら歩き始めると
「エイザンスミレ」発見!葉の切れ込みがもっと細かいのは「ヒゴスミレ」です。

スミレ街道を行く

下から上まで「アセビ」がいっぱい咲いていました。

「マルバスミレ」かな?以前は全体に短毛が密生しているので「ケマルバスミレ」と
呼ばれていたとのこと。現在は毛の有無に関わらず「マルバスミレ」だそうです。

「ナガバノスミレサイシン」かな?

距が丸いのが特徴で日本海側を中心に「スミレサイシン」が分布、
「ナガバノスミレサイシン」は福島県以西の九州までの太平洋側に生育

根っこが出ていて歩きにくいです。

平らになるとホッとしますね!景色も開けてきます。

右手に「芦ノ湖」が見えてきました。

「マメザクラ」かな?

岩場が多くなります。

フデリンドウ」かな?

大分上がってきました。大涌谷芦ノ湖がよく見えます。

もう少し

金時山から富士山を眺める

富士山とこんな景色を眺めながらお昼です。

下山は乙女峠登山口へ

「オトメスミレ」かな?

長尾山

「マメザクラ」がいっぱい

「オトメスミレ」の距は紫なのが特徴です。距も白かったら「シロバナタチツボスミレ

乙女峠から私は金時神社に近い「乙女口登山口」に下山しました。

 

車道に出た民家の庭から歩道にせり出して咲いていた「オレンジ色のミツマタ

「フモトスミレ」かと思ったが、葉が違うみたいです。何でしょうか?

という訳で、スミレをたくさん見ることができました。

ペンション「ブナの木」に宿泊

暖炉というのか薪ストーブというのか?ステキな空間です。

夜は少し雨が降ったようで路面が濡れていて、朝も止んだかと思ったら小雨の中出発となりました。

十里木登山口から雨具を着て出発 ここでも風がだいぶ吹いています。

見えなくなるまで見送ってから、雨の中行かないと決めたSさんが待つペンションで、
10:00くらいまでいさせてもらいました。

それから1時間後くらい

歩き始めて2時間半「越前岳」到着

こちら方面に行く予定でした。

頑張りましたね!「やったー!」

立ち休み


登山口でも風が強く、予報風速は山頂で17~8mでしたので、Sさんと2人で心配していましたが、みんな元気に下山してきました。風向きの関係や山頂部まで灌木がありそんなに風は気にならなかったとのこと、小雨程度の雨と止む時間もあって帰ってきたみなさんの雨具もさほど濡れていませんでした。こんな天気の中でしたので、昼食は下山してから食べました。
みなさんこんな天気でも「登る」意思が強かったようですね。MSさんは「これからの季節、もっと大変な山に行くのだから、これくらいの天気なら行かなくちゃ!」と言って出かけて行きました。大きな山や悪天での行動の経験が殆どない他の方々も、止めるという人はなく、いい経験になり次のステップに繋がるといいなと思います。


登りながら振り返れば大きな「富士山」を背にして登る「越前岳」です。また天気のいい時に来られるといいですね!
行かずに残ったSさんの判断もよかったと思います。ケガをしてしまえば最悪山に行けなくなってしまいます。

みなさんほんとうにお疲れさまありがとうございました