山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

雪の北アルプス

唐松岳

4月22日(土)

ゴンドラ・リフト使用で「唐松岳」日帰り山行でした。

ネット投稿で見る「ゴンドラアダム」乗り場の状況は長蛇の列でしたので、土曜日で混雑を予想していましたが、当初予定時間を30分早めての出発と休日にしては空いていたのが幸いして、列の始めに並ぶことができました。

駐車場に着くと係員の方から「強風のため、リフトが運行されるかどうかわからないので、料金は運行決定になってから頂きます。」との説明。困ったなと思って待っていると、割と早めに運行決定が伝えられホッとしましたが、予報山頂風速も前々日が20m、前日が17~18mでしたので、風が心配される中での出発でした。

八方尾根ゴンドラ駅に向かう途中から見る景色

2台目のリフト「グラードクワット」を降りるとこの景色!
鹿島槍ヶ岳」と「五竜岳

八方池山荘から歩き始めますが、下ノ樺まで雪はありません。

八方池も雪の下

下ノ樺でアイゼン装着していきました。

上ノ樺手前

ここが一番の急登 これから登っていきます

あまり急に見えませんね。

左側は「扇ノ雪渓」辺りです。

丸山から見る「唐松岳」と「不帰ノ嶮」
ここから先は山頂まで行けそうな人と無理な人とで分かれての行動となりました。

唐松岳頂上山荘」の稜線に到着
イムリミットは12:00に設定しましたので、ここから山頂往復は早くても30分。
それが無理だと判断した人はここが終了点になりました。

稜線上からの眺めは「剱岳

剱岳アップ

唐松岳剱岳

五竜岳を見る。

天狗の頭から白馬三山方面

稜線までの人と私で下山をはじめ、稜線まで到達できなかった人と合流し下山。
鹿島槍ヶ岳五竜岳を眺める。「最高!」

その後、山頂到達の3人と途中までの人にツェルトを渡して
山頂組を追ったゲンさんたちと合流。

全員いっしょに下山です。

午後になっても天気は崩れません。左から唐松岳・Ⅲ峰・Ⅱ峰・Ⅰ峰

天狗ノ頭と白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)

八方ケルン

余裕で下りリフト最終時間に間に合います。

五竜岳鹿島槍もまだ姿を見せてくれています。

<コースタイム>
八方池山荘8:15~八方ケルン9:00~丸山10:35~唐松頂上山荘の稜線11:25~12:00(3名は頂上アタック・待たずに下山開始)~丸山13:00~八方ケルン14:15~八方池山荘14:50

心配した風も、一時は左右に振られるような事もありましたが早めに収まり、上部では風は気にならず、途中リタイアの人たちも風を避け寒さを感じず景色を眺めて過ごせました。

日帰りのハードな今回の山行でも、3人の方が山頂を踏めてよかったです。また、山頂まで到達できなかった方々も、この素晴らしい景色を堪能でき満足してくださったようです。下りのリフトではあまり気にならなかった風ですが、ゴンドラでは風の音がして揺れ、周囲の木の枝も激しく揺れていました。ちょっと時間がずれれば運行不可になってしまいますね。

無事に下山できたことに感謝と同時に天気にも感謝ですね!

追:山頂の動画がTさんから届いたのですが、動画のアップができませんのでごめんな  

  さい!