山の講習会in赤城
4月16日(日)
「赤城山ふれあいの森さくら広場」~荒山高原
7:30~8:00の受付でしたが、みなさん迷うことなく集合してくださり、8時前には始めることができました。遠くの方から集合場所の問い合わせもなくスムーズに集合となり、改めて「赤城山」の身近さを感じました。
今回のスタッフはゲンさんと私に加えて、小暮文彦講師(元・群馬県山岳連盟救助隊隊長)井田隆之講師(登山ガイド・群馬県山岳連盟所属山岳会員「独峰」)にお願いしました。
集合時は小雨がぱらつき皆さん雨具を着て待機、開始時も小雨のためサクラの広場の東屋で、登山靴・雨具・ザックのいわゆる「三種の神器」の説明や解説から始まりました。避難小屋またはテント1泊を想定した装備を、持っている方には準備をしてきていただき、二人の方の物を出してもらい、みんなで検証してみました。
結構山の経験豊富な方々も参加してくださいました。Kさんは「自己流だからしっかり学べてよかった」と言ってくださいました。
遭難は他人ごとではないですね。このような講習を何年か前に1泊2日で行ったことがありましたが、そのきっかけは参加してくださっていた方が、遭難死されてしまったことでした。理由は道迷いによる転落です。その方はその先行きたい山の目標があって楽しみにしており、家族の悲しみはもちろんのこと、本人の無念さを思うと胸が痛みます。こんな悲劇が起こらないために、少しでも多くの方が基本的な山の知識を身につけ、自分の行動判断が付けられるようになって、楽しい登山人生が送れることを願っております。
今回ご参加いただいた皆さん、一日お疲れさまでした。少しは役立つかと思いますので、これからも山をいっぱい楽しんでくださいね!