山の案内人阿部源

登山ガイドの夫と共に行くいろいろな山の様子を主に見ていただきたいと思います。そして山の景色や花などをいっしょに楽しんでいただければ幸いです。また、普段の生活で感じたこや家庭菜園の様子などもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

塩の道

大網峠~戸倉山

6月5日(日)

白池

白馬岳方面

戸倉山山頂からの眺め 朝日岳~白馬岳方面

「大網峠」ここを塩や魚や海産物を運んだり反対に山の幸を運んだんですね。

角間池

白池に戻りました。

白池でみんなと別れ私は「しろ池の森」駐車場に
来る時と違う道「車道」を歩いて帰りました。

ここのところどの山に行っても必ず見ている「タニウツギ

雨飾山 鋸岳 鬼ヶ面山 駒ケ岳 真ん中の遠くにちょっぴり見える「焼山」

雨飾山アップ

焼山アップ

しろ池の森

この後車を回送し、塩の道資料館でみんなと合流しました。
















 

ツツジの小径を歩く安積アルプス

大将旗山(たいしょうきやま)額取山(ひたいとりやま)

6月1日(水)

福島県猪苗代湖の南東に連なる山並みです。

額取山は別名「安積山ーあさかやまー」とも呼ばれており、地元では「安積山」という方が通り名のようです。

スタートの御霊櫃峠は870m、こんなステキな場所からのスタートです!

皆さんすでに感動と歓声!

いくつものピークを越えていきますが、大した高低差ではありません。御霊櫃峠から登り上げた最初のピークは「風神雨神」の石祀があります。

石祠もヤマツツジに囲まれています。

郡山の市街地でしょうか?下界を見下ろしながら下ります。

この時期、樹木の花をたくさん見る事ができる山です。特にウツギはいろいろありましたよ!

ピンクの「ベニバナツクバネウツギ」がいっぱいでした。

クリーム色の「ツクバネウツギ」

おなじみの「タニウツギ

初めて見ました白色の「タニウツギ

「ウコンウツギ」は一株だけ見つけました。

急登を登りきると岩の上の「黒岩山」

黒岩山から少しだけ猪苗代湖が見えます。

こんなきれいなブナ林もあります。

ブナ林を抜けヤマツツジの斜面を登ります。

ミヤマアズマギクもたくさん咲いていました。

大将旗山山頂 登って来たルートがよ~く分かりますね!
てっぺんが白く見えるピークが石祠のあるピークです。

樹木の花々

花はちょっと早めの「ウラジロヨウラク

ベニサラサドウダン

サラサドウダン

ナツグミ

ヤマザクラ

足元にも花がいっぱい!

マイヅルソウ

コケイラン

チゴユリ

ツボスミレ

サワハコベ

ラショウモンカズラ

コンロンソウ?

ウマノアシガタ

目的のピーク「額取山」はもう少し!

山頂到着 猪苗代湖磐梯山も見えます。

額取山山頂 360度の展望です。

ここまで歩いてきた山並み

本隊は滝登山口に下山 私はほぼ走ってもと来た道を戻ります。

滝登山口

初めて企画した山でした。このブログでも「おススメの山」で紹介させていただいたかな?白い登山道と両側を彩るヤマツツジコントラストに惹かれて計画し、皆さんにおススメした山でしたが、想像した以上によい山でした!歩きやすく花も多くハイキングを楽しめる山です。やっぱりヤマツツジの咲く頃がいいと思いますので、来年は皆さん是非行ってみてください!

釈迦ヶ岳~黒岳

河口湖湖畔でこんなステキな景色を見てから登山口へ

ゴールはすずらんの花畑

5月25日(水)

河口湖の北に位置する「釈迦ヶ岳~黒岳」に行ってきました。釈迦ヶ岳山頂付近は岩場がありますが、そこから日向坂峠(どんべえ峠)までは、なだらかな新緑の中のコースでとっても気持ちよく歩けます。黒岳への最後の登りは経験値の少ない方には、ちょっときつく感じたかもしれません。それでも黒岳山頂の先の展望台からは、河口湖が眼下に見渡せ、天気がよければ河口湖の後ろに富士山が眺められます。(この日は富士山山頂は隠れてしまいました)

釈迦ヶ岳登山口からスズラン群生地駐車場に移動して、駐車場のすぐ先の登山口から登って本隊と反対方向から釈迦ヶ岳に着いて(9:35)みんなを待つこと25分、
10:00 釈迦ヶ岳登山口から登って来たゲンさんたち本隊が到着しました。

いくつもの山頂標識がある釈迦ヶ岳

ここも釈迦ヶ岳山頂 岩だらけの山頂ですが場所を選べば結構大勢の人が休めるスペースがあります。

本隊と合流した後は同じコースを歩きます。
お決まりの山頂での写真撮影をし、どんべえ峠に向かいます。

こんな気持ちよい林の中を歩きます。

日向坂峠(どんべえ峠)では車道を横断し向こうの尾根から黒岳へ

峠から少し上がった所で昼食にしました。そして再び新緑の気持ちよい林の中を登っていきます。

きれいね!と何度も言いたくなるこの緑です。

ツルシロガネソウ

「カモメラン」の保護柵の中にやっと確認したカモメランですがまだ蕾でした。

黒岳山頂に到着

展望台から河口湖を見下ろす

黒岳から釈迦ヶ岳を望む

スズラン群生地のスズラン とってもいい匂いが漂っていました。




















 

残雪と花の山

青田南葉山 949.3m

5月18日(水)

新潟北部、日本海に近い「青田南葉山」(あおたなんばさん)に行ってきました。

今年度初めから、「おススメの山」として、皆さんにお知らせしてきた山です。期待を裏切らず花をたくさん見られましたが、前回行った時より(時期はほぼ同じ)融雪が進み、ブナの芽吹きも進んでいました。

歩き始めて10分ほど、芽吹き始めたなだらかな登山道を進みます。

ユキツバキがあちこちに咲いています。

マキノスミレ

一番多いスミレは「スミレサイシン」です。

距がとっても長いのが特徴の「ナガハシスミレ」

「シロバナスミレサイシン」かな?

5合目手前辺りから急登になりますが、花々が急登を忘れさせてくれます!

エンレイソウ

「ミヤマアオイ」かな?

「アオキ」の花

何種類かのスミレがたくさん咲いていました。「ナガハシスミレ」の群生

「イワカガミ」に限らず場所によって、咲き終わり、ちょうどよい、蕾も見えないぐらいと標高や融雪や地形によって様々です。

チゴユリエンレイソウ

カタクリはほぼ終わり 下りのコースではカタクリロードも有り

ショウジョウバカマ」はいろいろな色がありました。

8合目手前から残雪が現れてきました。

登山道をほんの少し逸れて、展望台に向かいます。

展望台から眺める「頚城平野」と「米山」日本海も見えます。

イワナ

展望台を過ぎるとグッと傾斜が緩くなり、残雪とブナの緑のコントラストが美しい中、
山頂へ向かいます。

最後の一登り

青田南葉山山頂

妙高山

明神沢コースで下山 振り返ってみる「青田南葉山」

咲いている「ツクバネソウ」にやっと出合い

急な下りも所々ありますが、意外と滑らずホッと!

ユキザサ

ここは難所 注意して下りましょう!

コシノチャルメルソウ

アズマシロガネソウ

「コシノチャルメルソウ」と「アズマシロガネソウ」がやっと見られましたが、ここの一か所だけでした。

美しいブナ林

ギフチョウ」が飛び交っていました。
この個体は止まっていてモデルを務めてくれました。

トラバース部分はとても危険!慎重な行動ですね。

カタクリロード 花が終わっている所が殆どですが、両側にいっぱいです。

コミヤマカタバミ

融雪が遅かった場所にはキクザキイチゲ

南葉山キャンプ場に戻りました。眺めのよいキャンプサイトで、キャンプブームのためか、キャンプサイトの拡張工事をしていました。

キャンプ場から駐車場間にも花がたくさん見られました。

ツクバネウツギ

ヒメシャガ

タニウツギ

ニシキゴロモ

イカリソウ(ボケてしまいましたね)

 

快晴の山行 

花にいっぱい出合えたよい山旅となりました。




 

鍋割~荒山~長七郎

赤城山・半分縦走

5月15日(日)

ゲンさんが岳連・個人会の集合が「小沼駐車場」という事なので、こんなチャンスはなかなかないと思い、鍋割から登り下山を上にするコース取りで縦走しました。

鍋割山登山口を歩き始めるとヤマツツジが見ごろを迎えていました。

足元に小さな花 何かな?と帰ってから図鑑を見たら「ヒメハギ」でした。

鍋割高原

鍋割高原上部から見おろす(ツツジの咲き具合はこれくらいです)

エイザンスミレの葉 同じ株です
(夏の葉は上のようになります。下の葉は皆さんが花といっしょに見ているものです。)
図鑑で知りましたが、見たのは初めてなので紹介してみました。

急登を登って平らになった所はまだ芽吹いたばかりで、ツツジは咲いていません。

早い時間なのにもう登ってくる人下る人もいて、今日の赤城は登山者いっぱいのようです。

鍋割山山頂のズミ(コナシ)はまだ蕾

残雪の武尊山

荒山への登りではたくさんのスミレ これは「フモトスミレ」?

「ツクバキンモンソウ」?ニシキゴロモの変種で上唇の長さが短い

シハイスミレ

鈴ヶ岳(右)の向こうに残雪の谷川連峰

荒山山頂

荒山からは前浅間経由で軽井沢峠へ

ここはアカヤシオがだいぶ残っていました。

荒山を振り返る

「前浅間山」と標識がありました。
云十年前にはこのコースを通る人はほとんどいませんでしたが・・・

軽井沢峠への下りも歩きやすい登山道になっていました。そこを下って少し先から
車道を歩き石牛峠から銚子の伽藍に向かいます。

牛石と地蔵岳

早い時間ですが、お腹もすいたので「牛石山」の崩れそうな東屋で昼食

牛石から真っ直ぐに進み、標識に従って行くと急下降になります。

銚子の伽藍上部 この岩の下が伽藍

ウスバサイシン

渡渉点

銚子の伽藍

山岳会に入った頃、下から登ってきて
ここをくぐったような記憶があるような無いような・・・

大集団がいて道をふさいでいたので、面倒くさくなり
そのままこちらの尾根を上がりましたが、
急で滑りやすいので通らない方がいいです!

つつじが峰分岐への稜線にはオオカメノキが咲いていました。

茶ノ木畑峠を左に進んで長七郎山に向かいます。

長七郎山途中から歩いてきた荒山を振り返り見る。

長七郎山山頂

時間もあるので行ったことがない「小地蔵」に行ってみました。

鳥居峠分岐からの眺め バックは「上州武尊山

「あっちにもいっぱい登山者がいるんだろうな」と思いながら黒檜山を眺め駐車場へ

<コースタイム>
 鍋割山登山口7:00~鍋割山8:20~荒山高原8:55~荒山9:45~前浅間山10:15~

 石牛峠10:35~牛石山10:40~11:05~銚子の伽藍11:25~稜線11:40~

 茶ノ木畑峠11:55~長七郎山登山口12:05~12:20~長七郎山12:45~小地蔵13:10
 ~小沼駐車場13:30 6時間30分

ゲンさんたちの予定は15:00でしたので、鳥居峠~駒ケ岳~黒檜山へと足を延ばそうかとも思いましたが、行き違いになると困るのでやめておきました。35分遅れで帰ってきたゲンさんにも言われました。「黒檜にでも行って来ればよかったのに」と。車に筆記具があれば伝言を書いて行ったのにと、ちょっと残念でしたね。
ヤマツツジシロヤシオはまだまだの赤城山ですが、アカヤシオが終わり、トウゴクミツバツツジが咲いて、下の方からヤマツツジが咲き始め上へ上へと、次々にツツジが咲いていくのはこれからです。長い期間ツツジが楽しめるのが「赤城山」ですね。

 

 

 

佐渡・金北山

佐渡・アオネバ渓谷と金北山

5月12日(木)

金北山縦走

ドンデン山荘~金北山縦走路入口~アオネバ十字路~マトネ~石花越分岐点~

真砂の峰~イモリ平~天狗の休場~あやめ池~金北山~防衛省管理道路~白雲台

金北山縦走路入口 雨が降ってきそうですが雨具を来るほどでもない様子

アオネバ十字路で追いつきました。

早朝と天気の具合で開いていません。

雪解けの遅い場所では、ザゼンソウサンカヨウカタクリなど春の花が見頃です。

「マトネ」からの金北山 
前回は強風のためここまでで断念。その時参加してくださったHさんも今回参加、
この先雨にならないようにと祈るばかりでした。

石花越分岐

マトネを振り返る

ドンデン高原を振り返る

鞍部から海が見えます。

鞍部の灌木の中に咲いていた「オオミスミソウ
私はここまでとしてドンデンまで戻り白雲台に車回送です。

金北山に向かう皆さんは、カタクリ咲く登山道を進みます。

両津湾加茂湖を眼下に、砂漠のような尾根を登りきると「真砂の峰」です。

金北山がだいぶ近くなりました。

雨がパラっときて雨具を着てみましたが、すぐに脱ぎ天気はどんどんよくなって薄日が
差すようになってきました。

いよいよ雪が現れてきます。念のため軽アイゼンを持ちましたが、登りですしロープも設置されていますので使用せず済みました。

山頂までもう少し

最高の「金北山」山頂

シラネアオイの白花

白雲台までは防衛省管理道路を歩きます。(事前に申請が必要)道路から少し入って場所にもシラネアオイの群生地があり、白花も見られたと皆さん喜んでいました。
私はみんなと別れた後、天気も回復してきて花も開き始めてきたので、花の写真ばかり撮っていて白雲台への時間が心配になるくらいでした。

クロモジかな?

ツボスミレ

ルイヨウボタン

暖かい場所ではレンゲツツジも咲いていました。

アラゲヒョウタンボク

新芽がキレイ!

車道に出てから出合った佐渡のガイドさん(前日も会った人)が写真を撮っていていろいろ教えてくらました。花をただとるだけでなく、背景など雰囲気を大事に!とってみました。
ボケてしまいましたね。

金北山は朝より良く見えるようになりました。

ドンデン平から縦走路を含め見る「金北山」

白雲台から見た金北山 もう青空になっていました。

花の島・佐渡の「花の山旅」は天気も味方してくれ、花をいっぱい楽しめたよい山行になりました。

ふだんいっしょに登る人でない方々とご一緒すると、色々な人と出合えて山の事、花の事、山用具の事、活用法等、自分が知らないことを教えてもらえる機会にもなっているなと感じました。


















 

佐渡・アオネバ渓谷

佐渡・アオネバ渓谷と金北山

5月11日(水)

アオネ登山口~アオネバ十字路~金北山縦走路入口~タダラ峰~尻立山~ドンデン山~ドンデン山荘→住吉温泉(泊)

登山口から「オドリコソウ」の群生 オドリコソウは道路わきにたくさん群生しています。

ニリンソウの群生はあちこちに

ズダヤクシュ

もちろん「シラネアオイ」も

アオネバ十字路

ザゼンソウ

サンカヨウ

エンレイソウ

ミヤマカタバミ

「エチゴキジムシロ」小葉は5枚で下の1対は小さく時には消失する。
キジムシロの小葉は5~7枚下の2~3対は小さくならない。

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

オオタチツボスミレ(距が白い)

アマナ

ツボスミレ

エゾエンゴサク

ヤマエンゴサク 

ミヤマキケマン

スミレサイシン

フッキソウ

金北縦走路入口から車道を歩きここからドンデン高原へ

ドンデン池(左) 赤い屋根の放牧牛舎と避難小屋

立山から見る「金北山」

タムシバ

ドンデン山荘への下りから見る両津湾加茂湖

ドンデン山荘

ドンデン山荘に泊まる計画でしたが、いっぱいで予約が取れず住吉温泉「南旅館」泊となりました。夕食は食べきれないほどの「海の幸山の幸」で、お膳がいっぱいでした!